健康には自信のある方でも、歯だけはいつ痛みが出るかは予想が出来ません。
海外で長期の仕事や生活をされる方にとっては、現地で急な歯の痛みに襲われることはとても心配です。
日本では通常3割負担で出来る歯科治療、海外旅行保険は海外での歯科治療は使えないでしょうか?
恐らく海外旅行保険に加入されたことがある方ならご存知の通り、原則対象外です。
原則?では、使えるようなプランもあるんでしょうか?
31日以内のプランなら、全社緊急歯科治療費用が10万円まで付帯可能
やはり保険会社にとっては、歯科治療を長期プランに付帯させるのはリスクが髙すぎるもの。
そこで全社、31日以内の短期のプランにのみ、限度10万円までは付帯OKとしています。
留学生プランであれば、1年契約でも付帯可能
唯一長期プランでも歯科治療の付帯を認めているのは「留学生プラン」です。これは現地の学校側からの要請に応えるためです。
限度額はそれでもやはり年間を通して10万円まで。かつ契約後90日間は利用不可で、また実際にかかった実費の50%までの補償のみです。
いろいろ制約が多いものですが、ポイントは留学生だからと10代20代の方のみではなく、69歳まで契約可能ということです。最近では、ある程度の年齢になって海外留学される方も増えています。
また、海外への駐在の場合最初の1年2年は語学留学をするケースもよくありますので、そういう時期には是非付帯させたいものですね。
海外旅行保険は、歯医者がダメなのではなく、歯科疾病が適用不可
海外旅行保険自体、そもそも歯医者が使えないのだろうと、スポーツ中のアクシデントや転倒して歯を折ったり欠けてしまっても使えない、と思っている方も多いようです。
しかしあくまでも長い時間をかけて虫歯になって痛んだ場合や、歯周病などが原因の場合などが不可であって、不測・突発・偶然に起きた歯の欠損などは当然歯医者であっても対象となります。
これら一部利用可能なケースもありますが、やはり長期で海外に滞在される方は、帰国したら痛みが無くても歯医者に診てもらっておくことや、海外滞在中は日本に居る時以上に口腔ケアを念入りにしておくことが大切ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 海外旅行保険は歯科治療には原則使えない。但し31日以内や留学生の長期プランは付帯可能
- 歯医者が使えないのではなく、歯科疾病が不可。不測・突発・偶然な事故による歯の損傷には問題なし
- 長期海外生活の方は、帰国時には必ず歯を診てもらう。また日頃の口腔ケアを念入りに。
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