海外在住の日本人の皆さん、身体は健康でも歯の健康には自信が無い、、、という方も多いのでは無いでしょうか?
一般的な海外旅行保険では、『歯』については転んでしまったり、事故に遭ってしまった、食事中に硬いものを噛んでしまった、などの原因で「折れたり欠けたりした」場合のみ保険が適用となります。
つまり、虫歯や歯周病、歯槽膿漏などの「歯の病気」は対象にはならないということ。
3ヶ月以内の期間でご加入なら、「緊急の歯の痛み」は補償可能
3ヶ月以内の短期プランであれば、数社で『緊急歯科治療』という補償を付けることが可能です。
例えば、A社では日本円で10万円まで、またB社では痛みが生じてから7日以内までに実際に治療に掛かった費用の50%まで補償してくれます。
日本でご加入手続が出来る方に限定ではありますが、ご希望の場合は私にご相談ください。
なお、事故などにより歯が折れたり欠けたりした場合は、通常の『治療救援費用』の対象となり、事故から180日間以内に掛かった治療費の全額が、補償額の範囲で補償されます。
長期でも『虫歯』の補償を手に入れる方法〜その1〜
渡航の目的が「ワーホリ」や「留学」の場合、1年以上の長期プランでも『虫歯』の補償を付けることが可能となります。
補償額は実際に掛かった治療費の50%、且つ上限が10万円まで。この10万円の上限は、一回ごとでは無く、年間を通しての上限となります。
また、渡航して90日間を経過してから発症した『歯の病気』が対象です。
長期でも『虫歯』の補償を手に入れる方法〜その2〜
企業が海外出張・駐在者全員を包括して補償する「企業包括」の契約では、年間の保険料が100万円を超える場合に『虫歯』補償を付けられる保険会社もあります。
補償額は年間上限30万円で、渡航後15日もしくは30日経過後から利用可能となります。
また、掛かった治療費に対して、補償割合を50%・70%・80%のいずれかで設定することが出来ます。
現在弊社がイチオシしている『小規模企業包括』。これは保険料のメリットが大きいだけでなく、このように虫歯補償も付けることが出来るのも大きなメリット。
例え家族経営でも日本に会社を持っている、これから設立する、という方には大変お勧めです。
年間保険料が100万円以上、という規定はありますが、4人以上のご家族ならいけますね。
『虫歯』補償の注意点
『虫歯』補償で保険が使えるのは、
- 診察費、処置費および手術費
- 薬剤費、治療材料費および医療器具使用料
- X線検査費、諸検査費および手術室費
- 保険金請求のために必要な歯科医師の診断書費用
となります。
ただし、予防治療や矯正治療は対象外。注意が必要です。
なお、3ヶ月以内の『緊急歯科治療』の場合は、義歯・歯科矯正装置に生じた異常により、飲食に支障が生じるような場合でも保険が使えるのは安心です。
その他、歯科治療は提携病院はありませんので、必ず一度ご自身でお支払いをしていただき、その後保険金として請求をしてください。
このように、企業包括以外はあくまでも応急処置的な補償。
長期での海外滞在では、一時帰国の際には何もなくても定期的に歯医者に通うことをお勧めします。
歯の健康にも安心して海外生活を楽しむために、ぜひ適切な海外旅行保険を見つけてください。
でも、絶対に付けられないということでは無く、渡航の目的や期間、その他条件次第では、虫歯の補償も付けることができるんです。
今回は、虫歯治療が補償される海外旅行保険についてご紹介します。早速、どのプランならあなたにぴったりか見ていきましょう。