Yさん55歳。
若い頃から証券会社で必死に働き、55歳にして念願のセミリタイアを出来る資産を築きました。海外移住先は、5年前に観光で訪問して、一発で気に入ったシンガポール。
治安の良さ、綺麗な街中、そして税金が安いことから、証券マン時代の知識を活かして、セミリタイア後もシンガポールで投資をして収入を得ていこうと計画しています。
そんなYさんの唯一の悩みは、証券マン時代の接待攻勢の末に発病した「糖尿病」。一緒に渡航される予定の奥様も、日本で生活されているお子様たちも、みんなそんなYさんの
海外移住に反対をしています、、、。
糖尿病などの持病をお持ちの方の海外移住、病気を理由に諦めてはいけません

生活習慣病の筆頭とも言われる糖尿病。
人口1億2,000万程度の日本で、糖尿病の患者は間もなく2,000万人を超えると言われています。
男性の50歳以上では、今や3人に1人が糖尿病もしくは強く疑われるとも。
ガンとは違い、早い段階から血糖コントロールを良好に保ち、合併症を予防したり進行を遅らせること、正しく治療を継続すれば、海外でのセミリタイアも問題ありません。
冒頭のYさん。まずは日本出国前に万全な準備体制を始めました!
糖尿病患者の方が、日本出国前に出きる最大限の準備とは

まずは、渡航先で予想される感染症の予防接種。
糖尿病の方は、感染症に罹患すると治りにくく、重い状態になりやすいのでこれは必須です。
次に、日本の掛かりつけ医に状況を伝え、2~3カ月分の薬の手配。また、現地の医療機関にかかる際の、英文の診断書の準備です。
これが無ければ、万一現地で急激な状況の変化の対応に時間が掛かります。
また、機内に持ち込む医療用具や薬品の準備です。注射針や医薬品などを、手荷物検査で引っかからないための事前連絡などは万全にしてください。
そして何よりも重要なのは、日本の海外旅行保険の準備です。
しかし、持病持ちかつ長期海外生活になるYさんは、海外旅行保険加入を殆んどのところで断られてしまいました。ところがそのような方にもしっかり対応している代理店に運よく巡り合い、無事加入。更に自分のような持病持ちの、賢い海外旅行保険のアドバイスもしてもらえました!
まずは持病もOKな31日以内のプランに加入。その後一時帰国不要の保険会社にて長期の契約で安心を

糖尿病をお持ちの方が一番気を付けなくてはならないのが、環境の変化による糖尿病の悪化です。
事前準備は万全。時差による、薬の投薬時間の件もOK。でも、まずは海外現地につくまでの機内のリスクも考慮しなければなりません。特にエコノミー症候群は最初の関門です。
また、海外では日本との環境の違いから、日本と同じだと思った生活習慣でも、体の負担はすぐに大きなものになります。
よってこのような持病の方であれば、まずは持病の悪化もOKな、31日以内プランに加入し、その後長期プランに一時帰国なしで加入できる保険会社で移行、というのがいいでしょう。
切替後は持病の糖尿病には海外旅行保険は使えませんが、既に処方箋が日本で出来上がっている薬の入手であれば、あえて高額な外資系病院で処方する必要もありません。そうであれば、例え外国人であっても、薬の定期的な処方に高額な診療費はかからないと思います。
それよりも、持病がある方ほど、いろいろな病気の発病リスクが高いことに、しっかりと日本の海外旅行保険で備えることが重要だと私は思います。
Yさん、万全な準備と渡航後のリスク管理で、日本同様の安心な環境に

出国前準備も万全。
今後渡航後の様々な糖尿病以外の病気に対する備えも海外旅行保険で準備万全。
これで念願のセミリタイア後も、安心を確保できたYさん。今から残りの人生を奥様と謳歌していけそうです。
※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/chronic-disease-_secretly/” title=”持病を持っているあなたにだけ、こっそり教える賢い海外旅行保険の入り方” content=”日本の国民病とすら言われる生活習慣病。今や、持病があるからと海外赴任を断るのもどうでしょうか。そんな持病をお持ちの方にアドバイスをします。”]
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/chronic-disease/” title=”持病がありますが、海外旅行保険に入れますか?” content=”持病をお持ちの方は、日本では医療保険の加入のハードルが高いですが、海外旅行保険はどうでしょうか?医療費の高い海外こそ、持病のある方こそ必要性が高いですね。どうしたらいいでしょうか?”]
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 持病をお持ちの方が海外での長期生活をされる場合は、まずは準備をしっかりとされることが重要です。日本の海外旅行保険の準備も抜かりなく!
- 持病自体は、海外旅行保険の補償対象外となりますが、生活習慣病をお持ちの方は、それ以外の病気に罹患するリスクは大です(持病に関連した病気は対象外です)。
- 持病をお持ちの方で海外長期生活を始めるなら、まずは31日以内のプランで持病悪化補償OKから加入し、その後長期プランへの移行がベストですね。
初めまして。藤原と申します。在学中に留学を考えているのですが、その際の海外留学保険を探している際に当サイトを拝見したためご連絡させていただきます。私は持病である潰瘍性大腸炎を4年前に発症し、現在は寛解状態にあるのですが、投薬治療を続けています。留学保険を探しているのですが、加入可能な保険、又は31日などのプランはあるのでしょうか教えていただきたいと考えています。渡航国はベトナム又はオーストラリアを予定していて、渡航期間は10ヶ月を予定しています。よろしくお願いいたします。
藤原さん、持病を抱えていらっしゃる中、留学をお考えとのこと。
おっしゃる通りです。ブログ記事にも書いていますが、31日以内なら持病の急激な悪化にも対応している海外旅行保険はいくつもあります。もちろん「潰瘍性大腸炎」でもです。
留学前に最低限やっておかなければならないことや、準備も必要ですが、折角の留学で不安を取り除くことが先決ですよね。
保険期間につきましては、今回のブログのようにまず31日以内で持病悪化にも対応可能なプランから加入、その後残り9ヶ月分の延長がセオリーでしょう。
藤原さんの留学生活が、楽しく悔いのない充実した海外生活となるよう祈っています。
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