海外旅行保険の節約術②最安最高値は実に266%の開き、状況に合った保険会社を選択する。

2022年10月、日本では最安値水準の保険料を提供していた最大手保険会社が、一気に年間10万円以上の値上げを行ったことで、海外旅行保険料は遂に年間30万円台が一般的な時代に突入をしました。

一方、同じような補償内容にも関わらず、既に4年以上前から年間で45万円以上に値上げをしている大手保険会社もいくつもあります。

そのような中、今でもまだ20万円台の前半を維持している保険会社もあります。

Adviser

以前は海外旅行保険は、どの保険会社を選んでも大した差はありませんでしたが、

今はどの保険会社を選ぶかによって、保険料も、加入出来る期間も、それどころか加入さえ出来るのかどうかの条件も大きく違います。

今回は、弊社で扱っている全保険会社の中から、あなたの状況に合った保険会社の選び方を伝授します。

保険会社によってこんなにも違う、海外旅行保険の保険料

弊社では、以下の損害保険会社6社を取り扱っています。

  • AIG損害保険
  • 東京海上日動火災
  • 三井住友海上火災
  • 損害保険ジャパン
  • あいおいニッセイ同和
  • Chubb損害保険

これらの保険会社では、ほぼ同じ補償内容の海外旅行保険を販売していますが、3か月以上の長期プランについては、かなり保険料に差がついています。

死亡補償1,000万円・治療費用無制限・賠償責任・携行品・航空機遅延・手荷物遅延付きという一般的なプランの場合で、1年間の保険料は最安値の保険会社では214,460円、一方最高値の保険会社では570,570円と、実に266%もの開きとなっています。

Adviser

この差は、保険会社による海外旅行保険の位置付けの違い(重要な商品なのか、あまり力を入れていないのかなど)であったり、加入条件の厳しさの違いであったりと、様々な理由があります。

弊社ではお客様の条件をヒアリングして、その方が加入出来る条件をクリアーした、一番お安い保険会社を提案することが可能です。

現在最安値の年間20万円台で加入出来る方とは、どのような条件をクリアしている方でしょうか?

一緒に見ていきましょう。

保険期間が1か月以内の場合は、どの保険会社でも加入条件や保険料は殆ど変わりません。特に期間が3か月以上から差が付いています。

①年齢による条件

既にご年齢が70歳を越えている場合は、長期で(3か月以上で)加入出来る保険会社は一社のみだとお考えください。

その代わり、70歳以上の方は80歳でも90歳でも70歳以上のプランとして変わらない保険料でご加入可能です。

保険料水準は、1年間で48万〜57万円程度となります。

治療費無制限もご加入可能ですが、死亡補償は傷害死亡のみで上限が3,000万円までとなり、後遺障害補償が1〜3級までのみの補償となります。

一方、ご年齢が29歳以下の場合は、今回値上げをした大手保険会社も保険料を据え置いていますので、現在でも年間で20万円程度から加入出来る保険会社が数社あります。

②既に日本を出国されている場合や、日本に一時帰国しないで加入希望の場合

このケースでも、例え短期であっても加入出来る保険会社は一社のみとなります。

1年間の保険料水準は、29歳以下なら19万〜25万円、30歳〜69歳なら28万円〜34万円、70歳以上は上記と同様となります。

③海外の永住権や市民権を持っている方で、その国での医療補償として準備をしたい場合

このケースでも、上記の②と同様に加入出来る保険会社は一社のみとなります。

④渡航目的

海外旅行保険で選べる渡航目的には、「旅行(その他観光等)」「出張」「駐在」「留学」の4つがあります。

そしてどの目的を選ぶかによって、加入出来る期間が変わってきます。

最安値水準(年間20万円台の前半)の保険会社の場合、「出張」「駐在」「留学」のいずれかであれば、最長で2年まで加入することが可能です。

但し、それらのいずれかの場合は、必ず出張・駐在元の企業名か、留学先の学校の申告が必要となります。

それ以外の「旅行(その他観光等)」では、最長でも6か月で延長は出来ません。

もう一社最安値水準の保険会社の場合、「旅行(その他観光等)」であっても最長1年までOKですが、やはり延長が出来ません。1年で何があっても打ち切り、となります。

年間30万円台の保険会社では、例え上記に当てはまらない目的でも、海外で必要な期間分ずっと延長・更新が可能です(保険使用が多数多額によるお断りはあります)。

ですから、海外の企業に現地採用される場合や、長期ビザ取得により長期移住される場合などは、こちらの保険会社を選ぶのが安心です。

⑤健康状態

海外旅行保険は、健康状態の告知を問う保険会社と、過去の保険金請求や他の保険加入だけを問う会社に分かれています。

年間20万円台の最安値水準の会社は、2社とも健康状態や治療状況の詳細な告知を求めています。

特に、過去ガンや脳・心臓系の病気で入院や手術をしている場合は、加入自体に大きく制限が付く可能性が高くなります。

一方、年間30万円台の保険会社では、健康上の告知や過去の保険金請求については、一切加入時に問われません。

もちろん、告知が無いからと言って加入前に発症した病気やケガを補償する訳ではありませんが、これは健康に問題がある方にとっては非常に助かります。

結論!あなたに合ったゴールデンコースは?

加入条件に影響する主な事例を上げてきましたが、保険料が既に年間で50万円を越えている会社ならどんな方でも入れるのかと言えば、全くそんなことはありません。

逆に、年間20万円台の最安値の保険会社より、条件も保険料も厳しいのです。つまり、長期希望の方の海外旅行保険は、原則引き受けたくないという意思表示なのです。

Adviser

69歳以下で期間限定、渡航目的が日本からの駐在・出張・留学の健康に問題無い方であれば、現時点で最安値の保険会社で提示が可能です。

一方、既に日本出国後・海外移住・現地の永住権保持・海外で生まれたお子様・当面帰国予定無し・健康に問題あり・ご高齢 etc.,であれば、年間30万円台(30〜69歳)の保険会社一択です。

その他、海外で一旦年間30万円台(30〜69歳)にご加入して、一時帰国時を利用して早期解約と最安値(20万円台)の保険会社にスイッチ。

以後、一時帰国が可能なら最安値に都度加入。一時帰国のタイミングが合わない時は年間30万円台で無保険を防ぐ、というのが現時点ではコストパフォーマンス上ではゴールデンコースですね。

ご家族の中で、お子様だけ別の保険会社を採用する、ということも可能です。

状況、家族構成、色々なことを考慮した上で見えてくるゴールデンコースが必ずあります。

一生に一度のあなたの人生、海外にて無保険で暮らすことだけはおやめください。

海外旅行保険Adviser 小堺

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※注意事項

このブログは、海外旅行保険についての概要・特徴を一般的に案内したものであり、保険会社によって適応できないこともございます。つきましては、実際のご契約・ご利用の場合には、その該当保険会社のパンフレット・重要事項説明書・約款等で詳細をご確認いただくようお願いします。

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