注目!こんな時でも使えるって知ってました?!携行品損害、寄託手荷物遅延の事故例紹介

「携行品損害」

持ち歩いている身の回り品を、盗られたり壊してしまった場合に補償してくれる特約。通常、紛失や置き忘れは対象にはなりません。

「寄託手荷物遅延」

預けた手荷物が到着した空港で6時間以上受け取れなかった場合や、ロストバッゲージの際に、止む無く96時間以内に身の回り品等を購入する費用が受け取れる特約。

医療メインで長期間保険に入りたい方は、これらの特約を外すことで保険料を少しでも安くすることも可能ですが、31日以内の旅行や出張の方には必ずセットされています。

Adviser

最近発生した、これらの特約を利用できた事故。

2件とも同じお客様で、どちらも保険請求はムリかと思っていたにもかかわらず、無事受け取れた事例です。

ちょっと珍しいケースですので、是非皆さんにシェアさせていただきます。

手荷物検査場で、まさかの紛失・盗難事故

海外旅行の都度、必ず弊社で保険にご加入してくださっているKさんご夫妻。

趣味はカメラ。

一眼レフカメラ、三脚、編集用のノートパソコンなどを片手に、海外の観光地を巡っては美しい景色を撮影されています。

そんなKさんご夫妻の一回目の事故は、なんと海外の空港での手荷物検査場で発生しました。

いつも通り、バッグからカメラやノートパソコンをを取り出して、保安検査を通過。

しかし、X線通過後に自分の荷物の入ったBOXを見ると、ノートパソコンが入っていなかったのです。

他のBOXを見ても、周囲を見回しても、ノートパソコンは見つかりません。保安検査官に話しても、もちろん知らぬ存ぜぬの一点張りです。

このようなケース、保安検査員か検査で並んでいる前後の人に盗まれた可能性が大きいのですが、まず見つかることは無いでしょう。

海外では、意外にこのような事例は多いようで、「手荷物検査 盗難」などとネットで検索をすると、数多くの事例が見られます。

このようなケースでの、保険金請求の方法

さて今回の件、盗まれたのかどうかも全く分からない状況で、警察に盗難届けを出すと言っても次の便までは時間もギリギリ。

Adviser

果たして保険が適用になるかも分からないKさん、困った様子で空港から私にご相談の連絡を頂きました。

今回のケースは、警察の盗難届けなどが無くても、奥様からの第三者証言をいただくことで、携行品損害補償の請求が可能とお伝えしました。

携行品補償は紛失では対象にならず、盗難であれば現地警察等への届け出が必要となりますが、その場に居合わせた方の第三者証言でも請求が出来るのです。

アドバイスを聞いて安心されたKさんご夫妻、とりあえずパソコンが無くても撮影には支障は無いので、急ぎ飛行機に搭乗されたそうです。

ご帰国後アドバイス通り請求をしていただき、無事保険金として受け取ることが出来ました。

今度は到着地の空港でロストバッゲージ

到着した空港の荷物受け取りレーンで待機していたKさんご夫妻、待てど暮せど自分たちの荷物が出てきません。

カメラや身の回り品は機内持ち込みしていましたが、三脚だけは手荷物として預けていたのです。

どうやらロストバッゲージのようです。。。

出発前検査に続いてのトラブルに、Kさんご夫妻もさすがにうんざりしたそうです。

さて、ロストバッゲージの場合、一般的には以下のような補償が受けられます。

航空機寄託手荷物保険金

到着後6時間以内に寄託した手荷物が受け取れなかったために、到着後96時間以内に衣類・生活必需品、そのやむを得ず必要となった身の回り品購入費の負担を余儀なくされた場合、1回の事故につき定額3万円をお支払いします(東京海上日動火災の場合。他社では10万円を限度とした実際の購入費用などが多い)。

紛失してしまった三脚自体の補償はどうなるのか?

今回の事故、単なるロストバッゲージのみが認められた場合は、定額補償3万円や、実際に現地で購入した、身の回り品の購入費用までの補償となります。

しかしKさんが今回預けていたのは、撮影に使用する三脚のみ。金額はおよそ15万円ほどでした。

定額3万円の補償では全く不足しており、また身の回り品では無いので空港などで代替え購入をするようなものでもありません。

実はこのようなロストバッゲージの場合、中に携行品が含まれていればそれは携行品損害として請求が可能なんです。

先程の手荷物検査場での紛失(もしくは盗難か不明)同様、このような場合でも携行品は紛失でも対象となるレアケースです。

その他、クルージング中にカメラやスマホを海に落として回収不能、などもOKなんですよ。

これは是非知っておいて損はないですね!

航空会社よりロストバッゲージの証明をもらい、Kさんはこの三脚についても無事携行品損害として、後日保険金で受け取りました。

このように、海外で何かトラブルが起こった場合は、付いている携行品や航空機・手荷物遅延などが活用できないか、是非お気軽にAdviserまでご相談ください。

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