キャッシュレスサービスの落とし穴

海外旅行保険の大きな特徴の一つと言えば、提携先病院ではキャッシュレスで受診が出来ること。

特に医療費が非常に高額なアメリカなどでは、万一の緊急事態でも安心して救急医療が受けられることから、キャッシュレスにて病院へ行けるのは大変ご好評です。

Advisor

アメリカでは、緊急事態で救急車を呼んでも、払える金額によって対応が違うというのですから驚きですが、

キャッシュレス対応ならそんな心配もありませんね。

でも、キャッシュレスには『落とし穴』もあるので要注意です。

そんなキャッシュレスの注意点をしっかり理解して、今後にお役立てください。

キャッシュレス・メディカル・サービスとは

海外旅行保険は、保険会社が海外で提携している病院をご利用する場合には、治療費を負担することなく受診が可能となっています。

提携病院以外であっても、保険会社のサポートデスクに相談をしていただければ、キャッシュレス対応をしてもらえる場合もあります。

上記以外の病院の場合は、例え海外旅行保険の証券を提示しても、病院では受付けつけてくれませんので、ご注意ください。

キャッシュレス・メディカル・サービスの注意事項

注意事項①、サービスをお断りする場合

海外旅行保険の支払い対象とならない病気またはケガの場合は、キャッシュレスサービスは受けられません。

・いわゆる持病など、補償開始前に発生している病気やケガ

・妊娠、出産、早産、流産およびこれらに起因する病気

・虫歯、歯槽膿漏などの歯の病気(歯が折れたり欠けたりした場合は、保険自体は対象になりますが、歯科医院ではキャシュレスにはなりません)

注意事項②、お客様の自己負担について

・治療費が契約の補償額を超過する場合は、その超過部分はお客様の自己負担となります。

・キャッシュレスサービスをご利用いただいた後に補償の対象にならないことが判明した場合には、一切の費用はお客様の自己負担となります。

・病院の指示により検査料の負担を求められた場合や、院外薬局での処方薬を購入した場合の費用については、キャッシュレスになりませんのでお立替の上保険会社に請求をしてください。

・提携病院以外の医療機関より、後日お客様宛に治療費の請求がなされる場合があります。また、提携病院が他の病院を紹介した場合、紹介先の病院ではキャッシュレスサービスが受けられないことがあります。

キャッシュレス利用後に請求をされる、よくある事例①

いちばん多い事例は、治療内容に持病が含まれていたケースです。

提携病院以外の病院で、自己負担で受診される場合、何が保険適用になるか、何がならないかは一般のお客様には分かりづらいものですね。

ですからそんな場合は、弊社にも御相談いただき、サポートデスクとも事前に打合せをしながら治療を進めるのがいいでしょう。

一方提携病院の場合は、キャッシュレスで治療が進んでいくので、まさか保険の対象外の治療が含まれているとは気づかないもの。

また、本来であれば提携病院の医師は保険を理解しているはずですので、保険適用外の治療があれば一言助言をしてくれます。

しかし中には、保険適用外の治療にも関わらず何も言わずに治療を進める病院・医師も居ます。

このような場合が要注意です

キャッシュレス利用後に請求をされる、よくある事例②

次に多いのが、以前受診していた治療の継続と見なされると、180日ルールが適用されて期間オーバー分が請求されるケースです。

例えば、半年前に高血圧と診断されて3ヶ月ほど治療を行っていたとします。慢性のものではなかったため治療を中断。

その後3ヶ月ほど経ってからまた調子が悪く受診をしたところ、やはり血圧が高くなっていると診断を受け、再度治療を開始した場合を見てみましょう。

お客様は体調不良の原因が血圧のせいとは分かりませんから、以前の治療の延長という意識は全くありません。

病院でも、以前のことは特に指摘はせずにキャッシュレスで治療再開。

後日病院が保険会社にキャッシュレス分を申請した際、保険会社の審査によって以前の継続と見なされ、既に180日を経過した分が事後になって請求をされるというケースです。

このような場合でご自身には継続治療のつもりが全く無ければ、弊社に一度御相談ください。

100%大丈夫とは言えませんが、異議を申し立ててみます。

キャッシュレス利用後に請求をされる、よくある事例③

最後に紹介するのが、一番困ってしまう事例。

それは保険会社の判断を仰がず、提携病院や海外現地のエージェントによる勝手な判断、誤診などにより請求をしてくるケースです。

海外現地の電話番号で繋がるサポートデスクは、実は加入した保険会社の社員では無く、現地で提携しているエージェントです。

海外の国によっては、病院もエージェントも、非常にいい加減な場合があります。お客様は保険会社の対応に立腹をしますが、

実は保険会社でも全く把握されていなかった、ということも頻繁にあるのです。

身に覚えのない請求が来た場合

キャッシュレス受診をした後、それが却下されたのでご自身で払ってください、という通知が来ることがあります。

内容は以下のような文面です。

治療費(保険不適用)のお知らせ

⭕⭕⭕様

ご受診に伴い当院より保険会社に請求させていただきました治療費計〜〜〜〜(現地通貨)が、保険の適用外との連絡が入っています。

大変お手数ではありますが、当院へのお支払いを頂きたくお願い申し上げます。お支払いの方法は以下の通りです、、、、

タイの提携病院の事例より
Adviser

このような請求を受けて、全く身に覚えがない、もしくはきちんと承認を取ってキャッシュレス受診をしていた、という方については、必ず私Adviserまでご相談ください。

病院や現地エージェントのミスは結構あります。

私が、あなたの立ち場になって一緒に解決の努力をします。

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このブログは、海外旅行保険についての概要・特徴を一般的に案内したものであり、保険会社によって適応できないこともございます。つきましては、実際のご契約・ご利用の場合には、その該当保険会社のパンフレット・重要事項説明書・約款等で詳細をご確認いただくようお願いします。

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