上海に駐在しています。一時的に家族だけ帰国させていたんですがずっと戻れなくなってしまったので、一旦子どもたちは日本の幼稚園や学校に行かせようと思っています。
幼稚園や学校からは、きちんと保険に加入させてほしいと言われたんですが、住民票が無くても入れる保険はありますか?

上海とその周辺では、日本から戻れない駐在員・帯同家族が千人以上!

中国で新型コロナの感染が広がった1月末、ご主人の会社から一時帰国を促され妻とお子さんは日本の実家に。
1ヶ月程度かと思っていたら、その後中国では有効なビザや居留許可を持つ外国人の入国を停止し、今も家族バラバラ、、、。
6月に公表された上海市・江蘇省・浙江省・安徽省の日系企業のアンケートでは、日本に帰国後中国に戻れなくなっている駐在員・帯同家族は1,300人以上に上るそうです。
他の国でも、同様だと思います。
住民票が無い場合に入れる保険は?
日本で病気やケガになった場合の医療費を補償できる保険は、健康保険か海外旅行保険しかありません。
しかし、日本の住民票を抜いてしまっている場合には健康保険には加入出来ません。
そうなると、お子様の日本での病気やケガに備えられる保険は、日本の海外旅行保険のみとなります。
日本人で日本に滞在している間だけを補償する海外旅行保険の内容

対象となる方は、海外が生活拠点となっている日本人の方で、補償内容は海外旅行に行くときに加入する海外旅行保険と全く同じです。
治療費用は、日本の病院で掛かった実際の費用を全額補償してくれます。ただし、日本ではキャッシュレスにはなりませんので、一旦立て替え払いをしてから、保険会社に請求をしてください。
自由診療で全額自己負担でも、もちろん全額保険の対象になりますのでご安心ください。
幼稚園や学校、自治体が求めるのは個人賠償責任保険
海外旅行保険には、個人賠償責任という特約が付いています。
この特約、日本で幼稚園や学校に子供さんを通わせる際、誤ってお友達にケガさせてしまったりメガネを壊してしまった!学校の施設や備品を壊してしまった!時などに適用されます。
また、現在日本では自転車に乗る場合には「自転車保険」を義務付ける自治体が増えているのを、あなたはご存知ですか?
この自転車保険とは、「個人賠償保険」に自分のケガや自転車の盗難などを組み合わせた保険で、義務付けられているのは「個人賠償」部分なので、海外旅行保険に加入していればクリアーします。

これなら、海外に戻れる時期がわからなくても、十分足りると思います。
まず住民票が無いということは、健康保険も皆さん未加入です。そんなときにも日本の海外旅行保険は、大きな安心保険になるんです!