一般市民が気軽に医療を受けられる仕組みになっていないアメリカでは、
毎月200ドル(約2万円)近い保険料を支払っていても、風邪で診察を受けただけで40−50ドル程度の治療費がかかると言われています。
「風邪で調子が悪いだけ、医者に行く必要は無い」と常日頃から思ってしまうほど
一般市民が気軽に医療を受けられる仕組みになっていません。
このようなアメリカの医療システムの中で暮らしている以上、見えないウイルスに感染する可能性は、「リスク大」と言わざるを得ないでしょう。
これが感染爆発が起こり得る要因と私は考えています。
そしてホームレスの多さも感染爆発要因の一つです、ニューヨークのホームレスの人数は東京の33倍と言われています。
ましてや、実体経済への影響も計り知れない今は、株式市場や金融市場への影響も大きく、
今年4~5月あたりには資金繰りに窮した中小企業や大手企業の一部で経営破綻する企業が出てくる可能性もあり、
アメリカ全土で路頭に迷う国民が出てきてもおかしくない状況です。
これらがアメリカで感染爆発が起こり得る可能性がある要因と私は考えています。
私は専門家ではありません。専門家ではありませんが、世界中の日本人の方と保険で繋がらせていただいています。
世界中の方とその国の医療問題を話した中でも、特にアメリカの医療システムの問題は深刻で、金銭面で病院に行くことを躊躇してしまうアメリカでは、
感染爆発が起こり得る可能性がとても高いと私は考えてしまいます。
パンデミックが収まる時期
それでは、このパンデミックが収まる時期はいつなのでしょうか?
感染症の専門家たちの見解では、究極の場合パンデミックが収まる時期を次の2つしかないと言います。
- 「ワクチン」の開発が成功する
- 国民の大半が感染して「集団免疫」を作る
専門家が「集団免疫」と言ったこと、正直私は愕然としました。残念ながらそう簡単に事態が収束する可能性はほとんどないと言っていいと思います。
戻ってこれないリスク、帰りたくても帰れない
トランプ大統領は、日本時間の3月12日午前中に、国民向け演説でイギリスを除くヨーロッパからの入国を停止すると宣言しました、アメリカ時間の13日深夜から30日間の措置としています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する日本からアメリカへの出入国制限を検討していることも明らかにしています。
各国で出入国制限を設ける、又はすでに設けた国もあり、今後世界を行き来することが難しくなることは間違いありません。
現在アメリカにいて、仕事上のリスクを考えると、日本に帰りたくても帰れない方が多くいらっしゃると聞きます。
2020/3/13現在 日本からの入国制限および入国後の行動制限措置が実施されている国
・中国:入国後の行動制限
・フィリピン(一部地域:首都マニラ):入域制限
・マルタ:入国後の行動制限(14日間の自己検疫必須)
・マレーシア:北海道に滞在した外国人の入国を禁止
・タイ:入国後の行動制限
・UAE(ドバイ):規定の期間中 全学校がクローズ(受け入れ不可)
・インド:入国制限(発行済のビザの無効化)
・ニュージーランド(一部地域:クック諸島):入域制限
もちろんアメリカだけに言えることではありませんが、アメリカの抱える医療問題のなか、感染リスクは非常に高く、アメリカ国内に留まらなければいけない方は、とにかく注意してください。
首都ワシントンと16の州が非常事態宣言
新型コロナウイルスの対策を率いているNIH=アメリカ国立衛生研究所のアンソニー・ファウチ博士は11日、議会下院の委員会で「状況はさらに悪くなる」と述べています。
アメリカの首都ワシントンでは、公立の学校の休校の措置をとる場合に備えて遠隔で授業を行うために準備を進めることも明らかにしました。
すでに長期化の準備や、状況悪化の準備をしていることが分かります。
日本では、無能な著名人が「恐れすぎ」だのほざいていますが、見えない敵が蔓延しているパンデミックの世界を恐れるのは当たり前です。
世界中の方に言いたい
この事態を正しく恐れてください。
自分自身を、大切な家族を、関わるすべての人を守るために、正しく恐れてください。
世界で戦う日本人の方が、今後も世界で活躍することを私は願います。
そして、若者達が今後世界で羽ばたけるよう道標を、私たちが作っていける世界を取り戻しましょう。