今更聞けない「病院の受診方法」。加入したら、まずはちょっとした体調不良でも受診してみましょう。

海外でも日本でも、安心して生活を送るために、緊急の事故や病気に備えておくことはとても重要なこと。

特に海外の場合、日本よりも遥かに高額な医療費がかかることに対する備えと、イザという時に不慣れな海外の医療システムでもスムーズに対応出来るようにしておくことが、何よりも大きな安心に繋がります。

日頃の特に大きな不調も無いときにこそ、それらの準備を行っておくのがポイント。病気や事故でケガをしてしまってからでは、入れる保険も限定されますし、イザという時にスムーズな病院受診が出来ません。

Adviser

せっかく海外旅行保険にご加入されたあなた、保険はお守りと思っているあなた、イザ!は予告もなく突然起こるもの。

弊社で海外旅行保険に初めてご加入された方の約3割は、補償開始から3か月以内に何かしらのご利用をされています。

今回は、イザ保険を使う際に困ることの無いよう、病院の受診方法やアドバイスを、分かりやすく解説いたします。

提携している病院で受診をする場合

日本の海外旅行保険と言えば、提携病院ならキャッシュレスで受診が出来るという便利さが大きなメリットの一つ。

勘違いされる方が多いのですが、海外現地の医療保険は、指定された病院でのみ保険が適用になるものが多いですが、日本の海外旅行保険は、世界中どこの病院を利用しても構いません。

そして提携病院であれば、保険証券を見せることでキャッシュレスにて治療費を払うこと無く受診が出来る、というシステムなのです(保険が適用になる治療に限ります)。

日本の海外旅行保険は、世界中どの病院でも利用出来ます。且つ提携病院であれば、保険の適用される治療はキャッシュレスにて受診が出来る、便利なシステムとなっています。

提携病院をご利用される場合は、受診については直接病院に予約を入れてください。

そして、「○○保険会社の海外旅行保険を利用する」と伝えましょう。

病院の窓口では、保険証券とパスポートを提示してください。

これで会計の際に治療費を支払う必要はありません。

往復の交通費や、病院の外で処方されるお薬などがある場合のみ、後から保険会社に請求をあげていただきます(病院で精算してくれるところもあります)。

提携病院を利用する際の注意点、その他

最近多い問い合わせに、提携病院を利用したのに、英文の証明を病院に提出してもキャッシュレスにならなかった、これは利用出来ないと言われた、というものがあります。

特に、以前英文医療証が必須であったタイに渡航されている方から、このようなお問い合わせを多くいただきます。

Adviser

分かりづらくて申し訳ありません。

英文の保険証明(Certificate of Insurance)は、あくまでも政府や学校・職場などに提出するための書類で、加入内容を外国語で証明する書類です。

保険の証券ではありません。

そのため、病院に提示してもキャッシュレス対応をしてくれないんです。必ず海外旅行保険証券(Overseas Travel Insurance Certificate)のコピーをご提示ください。

その他に、加入手続きの際に提出していただいた申込書の控えなども利用は出来ませんので、ご注意ください。

提携病院以外をご利用する場合

あなたが加入した保険会社の提携病院リストに、いつも利用している病院が掲載されていない、自分が滞在する地域の周りには提携病院が無い、というケースも良くあります。

そのような場合、保険自体が適用にならないのでは無く、その病院では加入した海外旅行保険会社と提携をしていないので、一旦保険が無いものとして受診をして、治療費もご自身でお支払いいただきます。

その後、保険会社に保険金として請求をあげてください。

日本でも健康保健証を忘れて受診をする場合には、一旦治療費の全額を支払ってから、後日7割負担分を還付請求するのと同じことです。

提携していない病院でいくら海外旅行保険証券を提示しても、病院では全く受け付けてはもらえませんのでご注意ください。

保険金は通常日本に帰国してから請求・受取となりますが、日本人が多く住んでいる国・地域の場合は、海外現地で現地通貨にて請求・受取も可能です。

もし提携していない病院を受診する場合で、どうしても立替払いが厳しい場合などは、一度利用前に保険会社のサポートデスクにご相談してみてください。

予約の手配と合わせて、キャッシュレスでの利用を交渉してくれることもあります。

提携病院では無くても、サポートデスクで予約の手配と合わせてキャッシュレス利用の交渉をしてくれます。

可能かどうかはDoctor次第のようで、保険会社からギャランティーレターを発行すれば対応してくれるケースもあります。

自分が行きたい病院は可能かどうか、緊急に備えてちょっとした体調不良で利用して試しておくことをお勧めします。

提携していない病院を利用する際の注意点、その他

提携している病院のリストは、保険会社によってかなりの違いがあります。

そのため、保険会社を変えた場合、今まではキャッシュレスで利用が出来ていたのに出来なくなった、というケースも発生します。

ですから、初めて利用する保険会社に変更した場合は、その都度上記のポイントのように、お試し利用をしてみてください。

なお、日本一時帰国中に病院をご利用される場合は、すべて一度立替払いをしてください。日本ではキャッシュレス利用出来る病院は、空港内にあるごく一部のみとなります。

提携病院以外を利用する際に一番気をつけるポイントは、保険が適用になるかどうかの判断がその場では出来ないことです。

提携病院の場合は、Doctorが治療の中身によって保険が適用になるかどうか、保険会社とも相談しながら対応してくれます。

提携病院では無い場合は、その判断はご自身で保険会社と相談しながらやる必要がある、ということです。

Adviser

このような場合で、保険会社に相談しにくい内容は、まずは私に相談をしてくださいね。

なお、提携病院でキャッシュレス利用が出来ていても、後から不適用の治療が含まれていると判明した場合は、保険会社より保険金の一部還付を請求されることもあります。

敢えてキャッシュレスにはしないという選択も

提携病院を利用する際でも、一旦立替払いをしてから事後請求でも全く構いません。

クレジットカードのポイントを貯めるためにクレカ払いをしたい時や、特に更新基準がギリギリの場合などは、一旦保険を使用せずに受診をしておいて、更新手続きを完了してから請求する、ということも可能です。

その他、日本に健康保険を残している方で、海外療養費還付も合わせて利用したいという方も、キャッシュレス利用をしないでください。

敢えて病院でキャッシュレス利用をしない賢い利用法

・クレジットカードのポイントを貯めたいので一旦クレカ払いする

・更新基準がギリギリなので、延長手続き後に保険請求をする

・健康保険の海外療養費還付とのW利用をするため立替払いをして領収書をもらう

※保険金請求の時効は3年ありますので、余裕を持って行って大丈夫です。

Adviser

いかがでしたか?

聞いて得するお話もたくさんあったと思います。

まずはせっかく保険に入ったら、大したことの無い症状でも保険を利用してみることです。

保険はお守りではありません。とっても心強い、海外安心生活の必需品なのですから。

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このブログは、海外旅行保険についての概要・特徴を一般的に案内したものであり、保険会社によって適応できないこともございます。つきましては、実際のご契約・ご利用の場合には、その該当保険会社のパンフレット・重要事項説明書・約款等で詳細をご確認いただくようお願いします。

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