アメリカ医療制度:保険なしで生きる人々

弊社では、海外で生活されている日本人の皆さんを支援するため、『一時帰国不要・日本の海外旅行保険』の普及活動に取り組んでいますが、

今回のこの「海外旅行保険のブログ」では、アメリカで生きる方に向けた記事を書いてみたいと思います。

近年アメリカでは、異常なまでに高騰した医療費、高額なアメリカの医療保険オバマケア

その結果、無保険で過ごしている人が多いアメリカ、

例えアメリカの医療保険に入っていても、満足な治療が得られないケースも頻繁に起きており、社会問題化しているにも関わらずどうにもならないのが現状のようです。

Adviser

そんな米医療現場の悲しい実態が、3月8日Yahooニュースにもアップされていたのは、ご覧になった方も多いかと思います。

この記事について、私から解説をさせていただきます。

彼女は1年で5~6回ERに入っていたが、いつもどんな時も家に帰された。

彼女の名は、フローレンス・シャンパーニュ。ソーシャルワーカーとして、長年ホワイトハウスや司法省などの政府機関で働いてきた堅実な女性だ。休職中だった2012年、52歳の時に、国が運営する職業訓練イベントに参加することになった彼女はこの日、想像もしないような苦しみを味わうこととなった。

イベント会場に到着し、車を降りて会が開かれる建物に向かって歩いていたら、突然息が苦しくなったのだ。なんとか建物に入り、ベンチに座るもまともに呼吸ができず床にしゃがみこんだ。

実はフローレンスには、1年ほど前から頻繁に”体が出すSOSサイン”の症状があった。誰かに針で胸を突き刺されているような痛みが走り、そのたびに緊急治療室(ER)に入って心電図をとったが、かかりつけの病院からの診断結果はいつだって

“異常なし”

ただ高血圧の薬を処方されて自宅に戻る、ということを繰り返していたという。

ある時、「不安定な狭心症」だと診断されたこともあり、自分の症状に名前がついたことで少しの満足感はあったが、結局症状は悪化する一方だった。

彼女は1年で5~6回ERに入ったが、いつもどんな時も家に帰された。

Yahooニュース
Adviser

フローレンスさんは、何故何度もERに入りながら、満足な治療を受けることができなかったのでしょうか?

答えは簡単です、

休職中だった2012年、52歳の時に、国が運営する職業訓練イベントに参加することになった彼女はこの日、想像もしないような苦しみを味わうこととなった。」

休職中だったというところにあります。

ある医師が告げた、フローレンスさんが適切な検査を受けられなかった理由:休職中

職業訓練イベントで、経験したことのない苦しみを感じた彼女は、その後すぐさま別の心臓専門医に電話をかけ、「痛みがひどくなっています。こんな痛みは初めて。息ができません」とささやいた。事情を聞いた医師は、すぐに彼女がいる建物の近くにある心臓専門医へと電話で案内してくれたという。

こうして到着した初診の心臓専門医に一連の話をすると、急ピッチで入院の手配が始まった。

まずは血管に詰まりがないかどうか見るために心臓カテーテル検査を行うという。

そして医師は、フローレンスになんとも衝撃的な事実を告げた。

あなたは保険に入っていませんね。恐らく、だから前の病院は受けるべき適切な検査をあなたに受けさせなかったのでしょう。

あなたが受けるべき検査を今からここで行います」と伝えた。

無事に検査が終了し、伝えられた診断結果は今までに一度も聞いたことのない深刻な状態だった。

冠動脈の左前下行枝(冠動脈狭窄症)が99.9%詰まっていて、医師は「急いで心臓切開手術をしないと、あなたは死んでしまう!!!」と言い、大慌てで彼女を手術室に運んだ。

Yahooニュース
Adviser

そうです。フローレンスさんはちょうど休職中であったが故、医療保険には入っていなかったのですね。

ですから、検査費用の回収見込みが立たないと判断した医師は、約1年前から症状があったのに、危うく死にかける一歩手前に至る日まで、彼女の話をまじめに聞こうとはしなかったのです。

一命をとりとめたフローレンスに、提示された「命の値段」

手術は無事に成功し、フローレンスは一命をとりとめた。

だが、悲しいことに彼女には約1年前から症状があったのに、危うく死にかける一歩手前に至る日まで、誰も彼女の話をまじめに聞こうとはしなかった。

それだけではない。心臓切開手術の後は、ほとんどの人が再び心臓発作が起きないように心臓リハビリテーションを行うが、保険に入っていない彼女はリハビリにかかる費用の8000ドル(日本円にして約1,199,672円)を自費で賄うことができなかったので、断られていた。

それでも、病院からの請求書はゆうに10万ドル(約1500万円)を超え、フローレンスの自己負担額は約65000ドル(約980万円)という計算に。もちろん、こんな大金は払えない。彼女は仕事の現場で、長年他の人を助けてきた。

でも今度は自分を助けなければならなかった。フローレンスは、息子とともに病院の会計課に行き、自分自身の経済的な現実を申し立てた。すると、ほとんどの病院には慈善プログラムがあるのだが、尋ねない限り誰も教えてくれないことがわかった。結果、彼女の財務記録と請求書を見た病院は、最終的に支払うべき治療費を減額してくれたという。

Yahooニュース
Adviser

お金(医療保険)が無ければ、危険なシグナルが出ていたとしても、まともに検査・治療もしてくれない。

実際に心臓発作を起こすまで、症状を無視されたというフローレンス・シャンパーニュさんのストーリーは酷く腹立たしいですが、残念ながらこれがアメリカの現実です。

この話を聞いたあなたに問いたい、

3ヶ月以内の出張や旅行なら「カードに付帯する海外旅行保険があるから大丈夫」と思っていますよね?

100万円や200万円の補償じゃまったく歯がたちません、特にアメリカでは!

ましてや、アメリカで生活をしているあなた、アメリカで生活する上でまず考えてみませんか、万一の時の医療費を。

『一時帰国不要・日本の海外旅行保険』は高額なアメリカの医療費からあなたを守れます。

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