日本人の海外への進出、移住がさらに加速する流れが止まらない事実を踏まえ、
弊社ではより一層東南アジアへの進出、移住、すでにお住まいの日本人の方々にお役に立てるよう方向性を定める考えを強めました。

バンコク現地説明会相談会
2月21日・22日、バンコクの中心街アソークにて、上海以外では初めての海外説明会を実施。
3回に分けての実施で、既に弊社からご契約をしていただいたお客様も含めて45名の方々にご参加いただきました。
国際結婚した配偶者や現地で生まれたお子様の加入方法、70歳以上の方の長期ご加入や、
4月からの値上げ詳細情報、海外旅行保険の便利な利用法など、有意義な情報を提供できたと思います。
一方、昨年来よりロングステイビザに医療保険が義務化となっていることや、新型コロナウイルスの影響がタイでも深刻になりつつあることから、ご参加いただいた皆様からはたくさんのご質問を頂戴いたしました。
私自身も、タイの医療費が私達外国人にとっては、物凄い高額になることや、街の薬局で売られている薬も、それが病院で処方されるだけで数十倍にもなっているということなどを知りました。
やはりタイでも海外旅行保険は本当に重要なアイテムだと実感した次第です。
昨年10月より義務化になった医療保険についての情報交換
昨年10月31日よりタイ・ロングステイビザを取得する際には、医療保険が必須となるという情報が出ました。
タイ現地の日本人向けサイトにもそれに関する情報がたくさん掲載されましたが、どのビザの場合に必須なのか、タイ現地の医療保険で無ければならないのか、それとも日本の海外旅行保険でも代替えになるのか、ビザの更新時はどうなのか等々、明確な回答はなかなか得ることが出来ず、現地の日本人の皆様も大変困惑していらっしゃいます。
そのような中、今回説明会にご参加されていらっしゃった方から、明確な回答を得ることが出来ました。
その方は、タイ現地でロングステイやビジネスサポートの会社を経営していらっしゃいます。

つまり、過去O-Aで更新してきて65歳を越えた方は、昨年10月31日以降は医療保険を新たに準備が出来ないために、更新が出来ないということです。
日本の海外旅行保険は70歳を越えても加入出来ますが、それでは新規時しか適用にならないのです。
よって、既に65歳を越えてタイのロングステイビザを取得する場合(更新する場合)は、タイ現地でのOビザで無ければならないということです。
ずっとO-Aで更新されてきた方は、一旦O-Aを解消してOにし直すのだそうです。
タイ現地医療事情・病院案内
今回の訪タイではアジアを代表するという有名な病院・バムルンラードインターナショナル病院にも訪問。病院の紹介や、タイ現地の医療事情などもお伺いしてきました。
こちらの病院は、弊社で提供している海外旅行保険の提携病院にも指定されています。
専門性の高さが強みだそうで、各診療科どの分野でも一流の医師が揃っているとのこと。タイ在住の方ならご存知だと思いますが、2015年に起きた爆発事故で重体となった日本人を受け入れたのもこちらの病院です(無事回復)。
日本人の方の外来は毎日100人以上、入院も10人以上受け付けているそうです。

私が驚いたのは、とにかく病院内も病室も、一流ホテルのようだということ。
もちろん風邪でも1万バーツ近くかかる高級病院ではありますが、海外旅行保険で利用可能です。やはりこのような病院で治療が出来るのは、最高の安心が得られると感じました。
新型コロナウイルスの検査も行っています。いくつものチェック項目でスクリーニングした結果、要検査に該当すれば特別外来にて行われます。
日本人でも既に検査を実施された方がいらっしゃるそうです。
タイの新型肺炎についての近況報告
タイでの新型肺炎発症者数は35人程度と言われています(2月25日時点)。日本同様春節前後にはたくさんの中国人が入国しているにもかかわらず、発症数は抑えられているように見えます。
そして最近、日本や韓国などから入国する場合には、14日間の自宅待機をするように打ち出されました。
私が訪タイする前は、街中では大半の方がマスクをされていたそうですが、私が居た3日間は5割の方もしていませんでした。
BTSの駅改札に入ると必ず消毒液を置いていますが、使用する人は100人に一人いるかどうか。立っている検査の方もスマホをいじって全く入札する方の発熱の様子など見ていません。

大きな商業施設に入るときには、一応サーモグラフィーのあるゲートをくぐりますが、無いところから入ってしまう人もいます。消毒液もありますが、やっぱり使用する人はごくわずかです。
あるタイ在住の方によれば、「こんな発症数は全く信用ならない。この10倍、100倍居ても全くおかしくない。タイ政府は、真実を国民には伝えない。」と断言されます。
私もそう思いました。近いうちに、今の日本のような事態になってしまう可能性も十分にあると思います。
どうかタイの皆さん、街はさほど感染に対する危機感は感じられませんが、今のうちに十分過ぎるほどの予防と保険などの備えをしておいてください。
日本で起きていることの2週間後がタイで起きている、と思ってもいいかもしれません。

今回はタイでの説明会の様子や、昨年10月以降医療保険義務化と言われたタイ・ロングステイビザの情報交換、現在のタイにおける新型肺炎の状況などをお伝えします。