海外に旅立つと決めた日から、海外旅行保険の必要性はみなさん分かっていると思います。
2015年10月の統計では、全世界に130万人以上の日本国籍の方が海外に長期在住、短期の出張や旅行を合わせれば、その数は計り知れません。
でも、短期出張や旅行を除いた長期海外在住者の日本人の方々の、海外旅行保険加入率はおよそ7割弱とのこと。ということは、これだけ海外生活に不可欠だとみなさんが分かっている海外旅行保険に、残りの40万人の方々が未加入な理由(ワケ)は一体
何故なのでしょうか?
そもそも海外旅行保険は必要が無い方々約1割
1、年収1億円以上ある方。そして海外渡航時にも、常に身の回りを世話してくれる方がいらっしゃる方
羨ましいですね!
言うまでもありませんね。このような方であれば、全く海外旅行保険は必要ないと思います。海外旅行保険の一番重要な治療救援費用も、一般的なプランは1,000万から無制限。高額な例でも1億あれば十分です。また、海外で常にフォローをしてくれる方がいらっしゃるなら、敢えて海外旅行保険に加入される必要はありませんね。
海外旅行保険を掛けたいと思っているが、掛けられないと思っている方々3割
2、裸一環で海外に進出したので、予算的に厳しいという方。
そのお気持ち、よ~く分かります。予算潤沢な日本企業の駐在員とは違って、コストを最低限に抑えるためには、海外旅行保険で年間最低でも20万円以上の保険料は厳しいもの!
でも、健康あってのビジネス。風邪を引いても日本から持参した風邪薬だけで我慢して過ごす。そんな状態と、健康に万全を期してのビジネスの安心感との差も、一度ご検討の余地はあるでしょう。
国によっては年に数回病院を利用しただけで、十分保険料を超えてしまいます。ましてや緊急の事故や病気なら?!あなたが健康で元気に居てくれることは、お金に変えられない大切なことです。
3、日本を出国前に掛けなければならない日本の海外旅行保険なので、既に出国してしまっているため、わざわざ海外旅行保険のためだけに帰国する余裕は無い方。
そうですね。そういう方の声、よ~くお聞きします。でも、既に海外に出国してしまっていて、日本の海外旅行保険に掛けたい方への救済措置を提供している保険会社も、状況次第ではあるんです!
現地採用だから、と断られていたケースも同様です。
4、以前は日本で海外旅行保険を掛けていたが、ある年に体調を崩しすぎ、更新が不可と言われてそれっきりの方
実は結構このケースの方も多いようです。ある特定の保険会社だけしか利用していないと気付きませんが、現在持病があったり、過去に高額な保険利用があったり、例えガンなどの三大疾病にかかった方でも、加入できる海外旅行保険はあるんです!
5、利用に不便は感じていても、渡航先現地の医療保険を利用している方
このケースも、非常に多いですね。
赴任先の現地法人で、現地の医療保険を指定されているケースや、それしか加入できないという思い込みで現地の医療保険だけを調べて加入されたパターン。日系のクリニックはほんの一部だけの利用可。24時間365日のアシストとは言え、現地語と英語だけで外国語には自信の無い方でもとりあえず利用しているケース。
キャッシュレスでの治療後、●●と●●の治療費用は対象外なので、一部返金してと言われるケース。どの治療が保険適用で、どの治療が適用外なのか、事前に分からず請求を受けることもしばしば。
もし24時間365日、日本語でどんな相談も出来たら、安心度は日本と同じくらいになると思いませんか?日本本社に対して、利便性を交渉することで、過半数の企業では改めて日本の海外旅行保険申請でも稟議を通してくれているようです。
当然です。現地の苦労を分からない日本の本社担当による決済が大半。単にコスト面だけでなく、現地の医療事情を伝えることがこういう場合は重要です。
6、日本人である自分は日本の海外旅行保険に加入しているが、現地で国際結婚した外国人配偶者や、現地の国籍を取得したお子様にはそれは無理だろうと思いこんでいるケース
ご自身は日本人で日本国籍。でも熱烈恋愛の末に見事ゴールインした外国籍の奥様や現地で生まれたお子様。
やっぱり安心な日本の海外旅行保険をかけてあげたいけど、通常の生活はご家族は海外。そんなご家族には日本の海外旅行保険は無理だろうとかけてあげていないケース。
大丈夫ですよ。日本人の配偶者で、毎年ご一緒に一時帰国をされるなら、日本の海外旅行保険をかけることも可能です!
一番悩ましいのが、残りの6割を占めている、自分には日本の海外旅行保険が必要とまでは思わないケースです
7、日本でいくつかのクレジットカードに加入しており、それらには海外旅行保険が付帯されている場合
これ、わざわざ保険代理店を使わずに海外旅行保険をかけない一番の理由です!でも、それでは安心できない理由は別途御伝えします!
8、今迄の人生で、病院に行ったのはせいぜい花粉症で2回くらいしか無いような健康な方
そうですね。そのような方なら、海外だからと高額な医療はピンと来ないと思います。でも、海外には日本在住時には予想も付かない感染症のリスクなどがあります。普段日本では罹患しないような病気でも、海外では免疫がないケースも。
その他突然の事故はどんなに今健康でも先は分かりません。それらに備えておくことは、海外ではやはり必須ではないでしょう。
9、日本で終身医療保険などをいくつも掛けているから大丈夫、と思っている方のケース
ある程度お金にも余裕があり、また永住までする訳では無い方なら、海外旅行保険のキャッシュレス対応は出来なくても、後から請求すれば「海外療養費還付」や日本で掛けている「終身医療保険」に請求すれば、わざわざそれ以外にも年間で20万30万の海外旅行保険をかけなくてもいいだろう、そう思っていらっしゃる方も多いと思います。
その考え方、決して間違ってはいないと思います。海外旅行保険であっても100%みなさんの医療費やもしもの場合に対応してくれる訳ではありません。
以下、過去の事例をご参考に、大切なお金の使い道をご検討くださいませ。
※参考資料
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/lifetime-medical-insurance/” title=”日本で加入している終身医療保険。海外では殆んど歯が立たず” content=”日本在住中既に、たくさんの医療保険に加入しているので、海外旅行保険はいらないだろう。そのように思われている方も多いと思います。でも、全く歯が立たないケースも多々あります。”]
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/cashless/” title=”海外旅行保険、最大の強味はキャッシュレス対応。” content=”海外滞在していても、その内の3割程度の方は海外旅行保険に自ら入ろうとされていないそうです。全く必要の無い方や入りたくても入れない方なら、仕方ありませんが、本当に必要か悩まれていたら必見です。”]
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 海外駐在や旅行、生活には欠かせない日本の海外旅行保険。それでも未加入の方には様々な理由があります。
- 全く入る必要の無い方には不要ですが、入りたいのに入れていない方は、入れる方法はありますよ。
- 一番考える必要があるのは、入る必要はあるのに今迄その必要を感じていなかった方々だと思います。
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