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コロナ禍以降『一時帰国不要・日本の海外旅行保険』で多くの皆様にお役に立った海外旅行保険。
以前は業界最大手一社の海外旅行保険が、他社に比べて圧倒的な優位性を持っていましたが、
昨年10月と今年7月に大幅値上げを行ったことで、かなり加入のハードルが高くなってしまいました。
そこで今回は、最新のトレンドとおすすめの保険に焦点を当ててお伝えします。
最近の日本の海外旅行保険・各社状況
昨年9月までは、業界最大手TN社の海外旅行保険だけが唯一、
・加入時の健康状態や今までの保険請求などの告知不要
・既に海外へ出国していても一時帰国不要で加入可能
・永住権有りや現地採用でも加入可能
・70歳以上でも(80歳でも90歳でも)長期加入が可能
という素晴らしい条件で、さらに業界最安値の保険料で提供されていました。
そのため、私たちは自信を持ってその保険会社の海外旅行保険をお勧めしてきました。
しかし、昨年10月そして今年7月の2度に渡って大幅値上げを行った結果、
今年の7月以降現在弊社で扱っている保険会社の保険料については、ほぼ同様のプランで以下のようになりました。
(死亡1,000万円・治療費無制限・その他特約の一般的なセットプラン年間保険料例)
↓
C損害保険
214,460円/年(69歳以下)
A損害保険
249,640円/年(69歳以下)
MS社
442,070円/年(69歳以下)
AND社
442,070円/年(69歳以下)
TN社
493,440円/年(69歳以下)
SJ社
570,570円/年(69歳以下)
ーーーーー
TN社
280,020円/年(29歳以下)
弊社で今一番のお勧めは外資系保険会社
そのため今年7月以降は、上記の通り業界最安値の外資系2社、を主に推奨するようになりました。
もちろん、日本に一時帰国をしていただかなければ、この2社はご加入は出来ません。
ところがC損害保険については、今後は期間3ヶ月までしか販売しない、という通知が来ました。
延長も不可だそうです。
それだけ長期の契約については、保険金支払が多すぎて赤字が拡大しているから、
というのが理由のようです。
また、C損害保険に入る前の保険使用状況が告知事項となっており、
例え以前は他社であっても、
10万円以上保険金を受け取っていたら新規加入は出来ないんです。
その上、完全に日本に住んでいて住民票もご自宅もあり、純粋に観光や出張・留学で海外へ行く方のみしか受け付けません。
ということで、C損害保険はあまりにも条件が悪すぎるので、弊社では今後は推奨しないこととしました。
そこで弊社では、30歳以上で現在日本に一時帰国している、もしくは一時帰国される時のタイミングで加入できる方向けには、残り一社をイチオシすることとしています。
特に保険金支払に関しては、海外旅行保険だけに限らず、自動車保険や火災保険などでも非常に迅速に、かつ親切な保険金支払い対応をしてくれます。
私自身も15年前までは、その保険会社の社員であった事も信頼している理由です。
また、私は実はその会社では全国的に有名人なので、多少のムリも通ります。
なので、海外旅行保険に限らず、日本のご自宅の火災保険や自動車保険も、ご相談ください。
きっとあなたの日本での生活も、お役にたてると思います。
条件を満たした70歳以上の方も大変おトクです。
TN社以外は、70歳を超えると長期での引受をしてくれる会社がほぼありません。
一方TN社では、例え70歳以上の方でも、80歳でも90歳でも、長期の契約を引き受けてくれます。
これも非常に大きなメリットなので、海外に日本の高齢のご両親を呼んであげたい、というニーズには大変好評を頂いてきました。
しかし大幅な値上げにより、
70歳以上の1年間の保険料がなんとなんと、オーバーワンミリオン(100万円超え)になってしまったのです。。。
流石にこれは私としても、もはやよほどの理由が無い限り推奨出来ない金額となってしまいました(それでもクレカ保険が切れて、帰国まであと数ヶ月という方などには非常に好評いただいています)。
しかし聞いてください!
推奨する外資系保険会社でも70〜80歳の方が条件さえ満たせば、少なくとも6ヶ月、長ければ1年・2年というご案内が可能となったのです(81歳以上は不可)。
しかも『治療費・1,000万円』で、6ヶ月なら167,500円、1年でも356,650円と、昨年9月までのTN社よりもお安い金額でご提供が可能なんです。
外資系保険会社の注意点
これらの状況から、最近の弊社でのトレンドは
・海外から一時帰国するまでは『一時帰国不要・海外旅行保険』
・一時帰国中は日本滞在用の『逆・海外旅行保険』
・一時帰国から出国する際に『A損害保険の海外旅行保険』
となっています。
また、TN社でも29歳以下はまだまだ業界で最安値に近いので、今非常にブームである「ワーキングホリデー」の方向けに『ワーホリ・留学専用プラン』にも力を入れています。
ところで、外資系保険会社の海外旅行保険は、加入するための条件がいろいろありますので、以下の点に注意してください。
1,日本の企業に籍がある方や、海外に留学される方であれば、最長2年まで(とりあえず1年、その後もう1年は審査の上延長)入れる。
2,上記1,に該当しない場合は、最長でも6ヶ月まで。
3,永住権を持っている国で生活する目的での加入は不可(特にグリーンカード)
4,日本出国後は絶対に加入不可
5,加入時に告知事項があり、以下の3つについて
「はい」がある場合は、補償に条件が付く、もしくは加入不可となる(③が「はい」は加入不可)。
↓
①現在、ケガや病気で医師の治療、投薬を受けていますか?
または医師から精密検査、定期的な診察、
治療、投薬のいずれかをすすめられていますか?
・いいえ・はい→傷病名( )
②これまで継続して1ヶ月以上入院したこと、または脳疾患、
心疾患、ガンを患ったことがありますか?
・いいえ・はい→その詳細は( )
③過去3年間に海外旅行保険または国内旅行傷害保険の携行品(損害保険金)を5回以上請求または受領されていますか?(※携行品に限定した質問です。)
・いいえ・はい→ご加入いただけません。
この会社は米国に本社があるため、特に保険金支払い時のグリーンカードホルダーについてのチェックは厳しく行っていますので、必ず事前に弊社にご申告ください。
小規模企業包括の準備を着々と進めています
弊社メルマガやブログでも度々お伝えしていますが、弊社では現在
『《小規模》企業包括海外旅行保険』
の開発を着々と進めています。
これは、非常に間口が広く一時帰国不要で入れる海外旅行保険を、以前のリーズナブルな保険料で加入するための新しい仕組みです。
従来から、一般的な『企業包括海外旅行保険』という仕組みはどの保険会社でも持っていて、
これは日本にある法人が海外に出張・駐在する社員を包括(全員漏れなく)して契約をする仕組みです。
実はこの『企業包括海外旅行保険』というので契約をしていると、個別に加入する海外旅行保険とは違っておよそ20万〜30万円(一人当たり・1年間)でご加入が出来ます。
但し、
『年間で20名以上もしくは100万円以上の保険料が見込める企業』
にのみ、各保険会社では提供をしています。
そこで弊社では、この画期的なスキームを
・形だけでも日本に会社を持たれている方向けに
・たった一人だけの海外渡航者だけでも
提供したいと、現在試行錯誤中です。
これが可能になれば、例えペーパーカンパニーであっても日本に会社さえ登記していただければ、
従来通りのリーズナブルな保険料で、しかも70歳以上のご両親でもその会社の一員としてご利用できるようになるんです!
この小規模企業包括であれば、例え70歳以上の方でも年間保険料は25万円程度。
高齢のご両親と海外に長期滞在されている方なら、新たに会社登記の初回費用(およそ30万円前後)と、毎年の最低限の法人税(売上ゼロで7万円)を払ったとしても、十分お釣りが来る金額だと思いませんか?
更に更に、年間でトータル保険料が100万円を超える企業であれば、虫歯補償も付けることが可能となっています。
私の目標では、来年2024年早々にはこのスキームをご提供出来るよう、現在試行錯誤中で、
既に大勢のお客様から「小堺さんのスキームが完成次第移行したい」、とお申し出を頂いています。
今後も、メルマガやブログで最新情報をお届けし、皆様の安心で快適な海外旅行をサポートします。
是非お楽しみにしてください。