


特にアメリカやハワイは日本との時差も長いため、注意が必要です。更新に限らず、海外旅行保険で時差に注意しなければいけないケースを見てみましょう。
日本の海外旅行保険の保険期間は、全て日本時間で夜中0時開始・終了
これ、日本の保険なので当たり前のことですが、海外にロングステイされていると、日本時間では無く現地時間で考えてしまいがち。


補償開始時の注意
ニュージーランドに長期在住のYさん。海外に滞在されたまま12月20日に1年の契約にご加入。補償開始はキリのいいところで1月1日としました。
何と偶然にも、1月1日に日付が変わったその時Yさんは友人と飲んでいたバーで転倒し、ケガをしました。手にしていたグラスが割れ、手のひらが切れて血だらけになってしまいました。
保険に入っておいて本当に良かったと、すぐサポートデスクへ電話を入れたYさん。そしてすぐに保険の対象にならないことを知ることとなります。

補償終了時の注意
ハワイに長期在住のKさんは、一年前の12月に1年の契約にご加入。補償開始を1月1日としました。その年の12月31日で補償期間終了となりますが、1月からアメリカの医療保険に入ることにしたため延長はしませんでした。
保険最終日の12月31日。Kさんは3日前からお腹に痛みを感じていたので、保険の残っているうちに病院へ行っておくことに。
何と盲腸だったことがわかり、すぐに入院を勧められました。
ところがKさん、保険はこの日まででしたが更新をしていないこと、そして日本では既に日付が変わって1月1日になっていることに気付きました。

ハワイは日本より19時間遅れているため、12月31日の午前5時で既に日本は日付が変わっています。つまり保険期間終了となっているのです。



更新・延長時の注意
海外旅行保険に一年間で加入すると、例えば3月1日から1年なら次の年の2月28日(うるう年なら29日)で保険終了となります。
ですから、もしもう一年間期間を延長させる場合には、日本時間の2月28日の内に少なくとも延長分の保険料が振り込まれている必要があります。
もし時差のことを忘れて、日本時間でその翌日に保険料が振り込まれてしまった場合、そこで保険が途切れてしまいます。


