今年の日本の夏は、台風が頻発した上に大型のものも多く、また日本を縦断するケースが多かったことから、飛行機の欠航や遅延が相次ぎました。
私も9月30日の羽田からのフライトでは、2時間ほどの遅延に。
また夜21時以降の便はすべて翌日以降に延期となっていました。
こんな時に備えて、海外旅行保険には「航空機遅延費用等担保特約」という補償が付帯されています。
知らないと損をする!!知ってて得する海外旅行保険のお話。
航空機遅延補償は、搭乗予定機の6時間以上遅延が必須条件
本来搭乗する予定の航空機が、出発遅延や搭乗不能、着陸地変更などによって、6時間以内に代替え機を利用出来なかった場合に、その間に負担した費用を補償してくれます。
費用とは、宿泊代や食事代、交通費や国際電話等の通信費などです。
飛行機自体の遅延だけでなく、9月4日の台風で関西空港が封鎖されてしまった場合なども当然対象です。
但し、遅延時間が、6時間より1分でも短くても対象とはなりません。今年の日本の大型台風の時のように「欠航」となったケースはもちろん全く問題ありません。
また私が滞在する中国では、夕方以降の国内便は6時間より遅れることもそれほど珍しくはありませんので、お役立ち度はかなりです。
出発が遅れたことで、到着先で発生する損害にも対応

この特約は、出発が遅れている間にかかった費用だけで無く、到着現地において受けられる予定であった旅行サービスについて、遅延したことで発生した取消料や違約料、旅行業務取扱料なども対象となります。
これは意外に知られていないのでは無いでしょうか。
この特約で利用できる金額は大体、どの会社でも一回あたり2万円。
欠航になった時に泊まるホテル代と、ちょっと贅沢なお食事が出来るという感じでしょうか。ご家族4人などなら全員が使えますから、結構な金額になりますね。
欠航が決まってから、海外旅行保険に入ったら?

ダメですダメです。
そんなズルいことを考えないでください。
そういうケースを防止するために、インターネットや空港の自動カウンターなどでは、前日・当日にご加入する海外旅行保険にはこの特約は付帯していません。
それはそうですね。
関西空港では多数の方が空港内に閉じ込められてしまいましたが、空港で海外旅行保険にご加入しようと思っていた方は、せっかくのこの特約も使えなかったのが残念だったと思います。
これらを考えると、長期滞在者で事前に海外旅行保険に加入され準備をされている方は勝ち組といったところでしょうか。
さあ今すぐ、あなたの海外旅行保険に航空機遅延補償が付いているかご確認を!
※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/best-timing/” title=”空港でATM型自動海外旅行保険に入るのはやめた方がいい15の理由(ワケ)” content=”海外旅行保険のご加入は、出発当日に空港で入ることをお勧めしません。出来るだけ事前にご加入しておきましょう。”]
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/baggage-delay/” title=”乗り継ぎで預けた手荷物遅延!海外旅行保険で大丈夫。” content=”航空機だけで無く、預けた手荷物が遅延した場合に備えて航空機手荷物遅延補償があります。”]
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 航空機遅延費用等担保特約は、搭乗予定の航空機が6時間以上遅れた場合に備えた特約です。遅延により負担した宿泊代や食事代、交通費、通信費などが払われます。
- 遅延によって到着地で受ける予定だった旅行サービスについて、取消料や違約料、旅行業務取扱料なども補償対象となります。
- 空港やネットでの海外旅行保険の場合、前日・当日のご加入にはこの特約は付けられません。事前に準備している方だけが利用が可能です。
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