大学を卒業後、上海の日本料理店に勤めたKくん。
いつか上海に自分の店を持ちたい!そんな夢を持って、板前の修業中です。素敵ですね。
そんなKくんは、現地採用のため安心で便利な日本の海外旅行保険は
問合せしても断られて加入が出来ていません。
そんなある日、シェアして住んでいる、やはり現地採用の友達が盲腸にかかり、なんと上海では150万以上かかったと聞いて茫然、、、。
しかし、その友人は現地採用でありながら、ちゃんと日本の海外旅行保険に加入しており、今回の費用も全額保険で対応したと聞いて、友人の紹介でその保険を扱う日本人担当者の方に連絡をしました。
大丈夫です。日本を出国して日本に戻る方なら、例え海外現地採用でも日本の海外旅行保険に入れるケースがあるんです!
日本から海外渡航前に契約をすることが大前提の、日本の海外旅行保険。
でも、既に海外に出国してしまっている方で、現地採用の方だって審査にクリアーすれば入れる日本の海外旅行保険もあるんです!
シェアハウスの友人の紹介で、担当の方とメールでやり取り。いくつかの質問に回答し、結果はOK!良かったですね~Kくん!これで海外での板前修業にも、安心して没頭できますね。
上海の日本料理屋さん、経営者は日本人ですがスタッフはKくん以外はみんな中国人。当初は中国語があまり話せず、ただ黙々と料理に打ち込んでいたKくんも、自分で仕事前に中国語を勉強していたお陰で、徐々に他の中国人スタッフと打ち解けるようになり、更に仕事が楽しくなる一方です。
そんなある日のこと。ネギの千切りを大量に仕込んでいた際、同僚の中国人板前さんとの話が盛り上がり、注意散漫になった瞬間に「痛て~~~~~!」
そう、指先を包丁で切ってしまったのです!
同僚からは、中国のローカルの病院なら、治療費も安く済むと勧められましたが、ローカル病院は安い分非常に混んでいることを聞いていたKくん。営業時間までに何としても戻ってきたかったので、海外旅行保険に加入したことから日系クリニックへ。
アシスタントセンターですぐに最寄りのクリニックを予約してもらい、すぐに縫ってもらうことができ一安心。
でも、キャッシュレスとは言えいくらの治療費がかかったか、会計で領収書を見てびっくり!え~、上海の日系クリニックって、こんなに高いの!本当に海外旅行保険に入っておいて良かったと、胸をなでおろしたKくんでした。
中国ならではの中医にかかる場合には、事前に確認をしてください。
上海での板前修業中のKくん。
同僚の中国人スタッフとのコミュニケーションもどんどん良くなり、また彼を指名する日本人のお客様も増え、本当にやりがいのある日々。
ただ、長時間の立ち仕事で仕事が終わるのは毎日深夜。最近の悩みは腰がとても痛み出したことです。
ある朝のこと。ベッドから起きようとしたKくん、腰に激痛を感じて動けなくなってしまいました。以前はこんなことは無かったのに、、、。
しばらく痛みを我慢してから這いつくばるようにベッドから出たKくん。シェア仲間に状況を伝えると、中国人医師だが日本語が話せて、鍼がとっても上手な中医さんがあると教えてもらいました。
でも、海外旅行保険の説明書を読むと、「日本国外でカイロプラクティック、鍼または灸による治療で支出した費用は、保険金を支払いできません。」と書いてあります。
そこでまずは問い合わせをしたKくん。電話口に出た、日本語ペラペラの中国人女性の受け付けの方の対応がとても親切だったこと。そして、まずは状況を聞いて、海外旅行保険での対応が可能かどうかを診察しますよという返答に、藁をもすがる思いで中医のクリニックへ訪問。
結果は、腰の鍼と灸の治療は全部海外旅行保険で対応、またその場で一発で痛みが無くなったんです!
年間20万円の出費だったとは言え、日本の海外旅行保険に加入できて、本当に良かったと心から感激したKくんでした。(本来は鍼・灸は補償対象外のため、必ずクリニックに事前相談をお勧めします)
その他にも、現地採用のKくんに役立った事例
万一の際の補償もこれで安心。
Kくんの料理人としての腕前もメキメキ上がっています。
そんなある日、大手日系企業の30人の宴会の予約が入りました。でも、通常はそんな大人数の宴会は入ったことが無い料理店だったので、刺身の盛り合わせ用の器が足りません。
そこで急きょ近くの商業施設に、綺麗で高級な刺し盛用の器を買い出しに。宴会は6時から。急いで購入して盛り付けをしなくてはなりません。
お皿やガラス製品がたくさん並んでいるコーナーを見つけ、慌てて器の選定を始めたKくん。
「あっ!」やっちゃいました!手に持った、いかにも高そうなガラス製の器を、誤って落としてしまったのです!
値段を見ると、何と3,000元以上!(2018年1月28日現在、1元17.2円=51,600円)でも、これも海外旅行保険の個人賠償特約で払ってくれることになりました。お店に迷惑をかけずに済んで良かったですね、、、。
業務上で相手に与えた損害は、海外旅行保険の個人賠償特約では対象外なのでご注意を
ある週末のこと。ホールのスタッフに欠員が出て、普段は調理場で料理作りをするだけのKくんも、自分で作った料理やお酒を、ホールのヘルプでお客さまのお席まで届けることになりました。
日頃慣れないホール業務で、「あっ!」トレンチに乗せたビールが滑って、お客様の洋服にこぼしてしまったのです。
すぐさま店長がクリーニング代をお支払いし、お客様から許していただけましたが、このような場合は海外旅行保険の個人賠償も大丈夫??
残念ながら、業務上の賠償は対象外となります。でも、もちろん日頃一生懸命のKくんに、お店が請求することはありませんでした。良かったですね。めげずに、料理だけでなく、お客様との接客もどんどん学んで、ご自身の独立に備えてくださいね!
※参考資料
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/bicycle-accident/” title=”仕事での賠償には、個人賠償は使えません” content=”海外旅行保険に必ずと言っていいほど付帯されている「個人賠償責任特約」。他人のからだに怪我をさせたり、持ち物を壊してしまった場合に対応できます。但し、仕事上の賠償は対応できませんので気を付けてくださいね。”]
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 海外現地採用の方でも、一定の審査の元現地で日本の海外旅行保険の加入も可能です。
- 海外旅行保険の規定上で使えない項目については、診察の前にクリニックと相談をすることをお勧めします。
- 第三者に損害を与えた場合の「個人賠償特約」は、業務をしていてかけた損害は対象とならないのでご注意を!
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