2022年10月1日以降、日本最大手の保険会社が販売している海外旅行保険が、遂に年間保険料30万円を突破することになりました(年齢30歳以上の場合)。
以前から海外旅行保険をご利用されていたあなたなら、10年ほど前に「遂に年間保険料が10万円を突破したか!」なんて思った記憶があると思います。
長期加入の海外旅行保険をメインで扱う弊社では、保険以外でも世界的な物価高騰の影響もある今、ひとりひとりの人生設計に合った海外旅行保険をアレンジしていく所存です。
必ず有ります、あなたの海外旅行保険「ゴールデンコース」。
最近の保険会社別保険料状況
それではまず、弊社が取り扱っている大手各社の海外旅行保険の、2022年10月時点での年間保険料水準をご紹介したいと思います。
※2022年10月時点 死亡1,000万円・治療費用無制限(あいおいニッセイと三井住友海上は、治療費・死亡とも1,000万円)・その他携行品や航空機遅延、手荷物遅延等一般的セットタイプの、69歳以下1年間の保険料例
保険会社 | 保険料 |
東京海上日動火災保険 | 337,300円/年 |
あいおいニッセイ同和損害保険 | 442,070円/年 |
損害保険ジャパン | 570,570円/年 |
AIG損害保険 | 249,640円/年 |
Chubb損害保険 | 214,460円/年 |
三井住友海上火災 | 442,070円/年 |
以前はほぼ一律だった大手保険会社の海外旅行保険料は、上記のように最近では大きくバラツキが出るようになりました。
どうしてこんなに保険料に差が出るのか?
海外旅行保険の補償内容は、ほぼどの会社も個別の特約以外は同じような補償内容になっており、また利用できる提携病院(キャッシュレス対応病院)も重複しているケースが大半です。
これは、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険も同様です。
では、何故これほどまでに保険料に大きな違いが出るのでしょうか?また、クレジットカードなら、未だに多くのカードに無料で海外旅行保険が付いているのは何故なのでしょうか?

これは一言で言えば、保険会社ごとの海外旅行保険の位置付けの違いだと私は思います。
まず根底には、長期の海外旅行保険はどの保険会社でも、殆ど利益が出ていない、赤字であることが多い、ということを知っておいてください(それだけ長期加入者にはメリットという裏返しですが)。
そのため例えば、三井住友やあいおいニッセイ・損保ジャパンなど、既に3年も前から非常に高額な保険料に設定している会社は、大手企業の駐在員や出張者向けをメインとして、個人での長期加入は引き受けたく無い、というスタンスなのです。
一方10月以降は業界でも最安値水準となるAIGは、例え海外旅行保険だけみれば赤字であったとしても、全世界で「海外旅行保険と言えばAIG(旧AIU)」というブランドを大事にしているから、それほど高額にはしていかないのです(但し長期を引き受ける基準はとても厳しいです)。
クレカ付帯保険が無料なのは、契約数が非常に大量で、期間が渡航から90日間限定・且つ一番重要な治療費の補償額を20万や30万などに抑えているので、ロス(保険金支払)も抑えられるからです。(一番大事な治療費がこの金額ではほとんど意味がありません)
重要:では加入条件の違いとは
重要なのはここなんです。
それぞれ加入条件が違うんです。
中々入れてもらえない、条件が一つでも合わないと加入却下です。
どの保険会社がどの条件とは、ここでは割愛しますが、一例として
- 最長で6ヶ月限定、もしくは渡航目的によっては1年限定で延長不可
- 使用回数に限らず、延長可能期間後の延長は一切認められない
- 永住権有り・市民権有りは不可
- 日本を出国してからは加入不可
- 日本に住民票が無い方は加入不可
- 現地採用は不可
- 年齢によっては加入不可
- 過去3年間の使用回数、使用合計額によっては加入不可
- 健康告知、渡航先、危険な業種に従事する等によっては加入不可
- etc
ゴールデンコース
あなたにぴったりな保険
先程から私は「ゴールデンコース」などと聞きなれない(聞き馴染みのない)言葉を発していますが、それもそのはず初めて使いました。
しかし、今後はどんどん使っていこうと思っています。
例えばですが、
・あなたが今日本にいるのか、海外にいるのか、
・渡航目的は何なのか、
・永住権・或いは市民権を持っているのか、
・いまのところどのタイミングで日本に一時帰国を予定しているのか、
・日本からの出張・駐在なのか、現地採用や現地で起業なのか、
・住民票を抜いてから海外に行くのか、すでに住民票は抜いてあるのか、
・家族全員なのか、お子様だけなのかなどなどヒアリングさせていただければ、
あなたのゴールデンコースは
初年度に関してはこの保険会社でいきましょう、
そして一時帰国のタイミングで、この保険を解約してこちらの保険に変更、
さらに次回の保険が切れるタイミングでこの保険に切り替えれば最安で加入が可能です。
など、あなたに最適で最強な保険をご案内致します。
なんといっても私は海外旅行保険Adviser・小堺ですから、
新規も更新も使い方もすべてAdviserとしてしっかりとお仕事をさせていただきます。
そして単なる海外旅行保険Adviserから、海外旅行保険Planner兼Adviserへと進化していく所存です。
ついに時代の幕開けです、海外生活を思う存分謳歌してください。

次回以降で、海外旅行保険を知り尽くした私小堺が、長期加入者向けの賢い節約術をシリーズでお伝えしていきます。
海外生活を謳歌させるため、必見です!
この10年、グローバリゼーションの高まりとともに海外に渡航・移住される方々も大幅に増加し、それとともに海外旅行保険の需要も急激に高まって行きました。
そして50歳を越えた、いわゆるシニア世代の海外渡航が大きく増えたことで、海外での病気やケガの保険金支払いも一気に増加していきました。
最近では新型コロナウイルスの世界的な拡大が、更に保険金支払を増大させ、最大手の保険会社でも大幅な値上げを余儀なくされてしまい、遂に年間保険料は30万円越えの時代に突入しました。