商社マン時代に中国の経験も長かったYさん。現在は中国の大手製造メーカーで、管理職として働いています。
商社マン時代よりも待遇もやりがいもアップしたYさんですが、唯一の悩みは中国での医療の備え。
現地採用が理由で、以前日本の海外旅行保険を断られて以来、ずっと中国の保険会社で医療保険に加入していました。
しかし昨年、弊社に問合せをいただき日本の海外旅行保険に切り替え。
そんなYさんから、以前の商社マン時代と同様の安心感や便利さを取り戻せた生活について、Yさんからの許可をいただき情報共有をさせていただきます。
今回は中国の事例ですが、海外現地の医療保険で、使いづらいと思っているあなたなら必見です!
なぜ海外現地採用だと、日本の海外旅行保険は断られるのか?

一番の理由は、海外の多くの国では
「当該国におけるリスクは当該国に免許を持つ保険会社への付保が義務付けられる」
という規制があるからです。
簡単に言うと、保険は滞在している国の保険会社で出来るだけ掛けないと駄目ですよ、ということ。
そのため、日本の保険会社で海外の保険の殆どを用意してしまうと、その国の保険を管理監督する機関から、保険を提供した日本の保険会社が罰則を受ける可能性があるのです。
ですから、例えばYさんのように中国の会社で働くときの病気やケガの備えは、中国の保険会社で準備をしてください、という理由で日本の保険会社は断るのです。
一方、日本からの出張・駐在員の場合は、あくまでも日本の業務で赴くのだから、日本の保険でもいいでしょう、というロジックで引き受けています。
海外旅行保険で安心その①・日本語が通じる病院・クリニックが利用できること

商社マン時代からずっと中国に赴任していたYさん、日常生活やビジネス上の会話では中国語でも全く困ることはありません。
発音もネイティブ並みで、中国語独特の巻き舌だってバッチリです。
しかしそんなYさんでも、やっぱり病院で体調不良の際の問診では、いつも不安を感じていました。
中国の医療保険だと、日本語が通じる病院やクリニックが殆ど使えないからです。

でも海外旅行保険に切り替えてからは、どこの日系クリニックも使えるし、ローカル病院を利用しなければならなくても、通訳の同行も依頼できるので本当に安心です。
海外旅行保険で安心その②・24時間・365日、日本語対応のサポートデスク

中国の医療保険のサポートは、原則「中国語」もしくは「英語」。
とは言え、英語は通じない担当者が非常に多いのも中国の特長です。

ましてや、休日や夜中では絶対に連絡できません。
でも海外旅行保険のサポートデスクなら、夜中でも休日でも、日本語で対応してくれることで本当に安心です。
対応もさすが日本のホスピタリティーだと、ぶっきら棒な中国に居るとなおさら感じますね(笑)
海外旅行保険で安心その③・医療保険には無い、海外旅行保険ならではのメリット

海外旅行保険イコール海外での医療保険、と思っている方も多いと思いますが、実は大きな違いがいくつかあります。
その一つが、提携病院ならキャッシュレスで利用ができる、ということ。

中国では外国人向けの治療は結構高いので、いつもどのくらいかかるか心配しています。
また、入院や手術の場合は、5万元(日本円で約85万円前後)ほどの保証金を先に入れる必要があるそうです。
緊急の際には用意できるか心配になりますが、海外旅行保険に入っていればその保証金も不要なので安心ですね。
その他、医療保険はその国での治療だけが補償対象ですが、海外旅行保険ならワールドワイド。かつ日本一時帰国中も補償。

医療保険と違って、加入の年齢制限が無いことも海外旅行保険ならではです(長期加入については、保険会社によります)。

でも、医療保険だと65歳以上は入れないとのことですから、本当に海外旅行保険に切り替えられて良かったですよ。

Yさん、いろいろと海外旅行保険の良さをお話いただき、ありがとうございました!
中国に限らず、海外の現地企業で働いている方、日本の海外旅行保険に入りたくても入れなかった方は、是非一度ご相談ください。
ただし、この規制には厳密な決まりがありません。
ありませんが、日本の保険会社はできるだけ余計なトラブルを避けるために、とにかく現地採用の人は駄目!と一律で断っているところが多いんです。
そして代理店では、このような規制があることも知らないところが大半ですから、保険会社に言われるがままに断ります。
弊社では、そのような規制をきちんと理解した上で、個別の状況を質問表などで確認をして引受しています。
あと、現地採用の方の場合は、日本に健康保険を残していないことが多いので、海外で健康保険代わりに利用される可能性が高いことから、保険会社が嫌がるんです。