無症状・軽症で回復しても、がんよりも恐ろしい?というコロナ後遺症。海外旅行保険のお役立ち度は?

日本では、3回目の緊急事態宣言が予想された通り延長となり、東京や大阪では連日1,000人以上の感染者が出ています。

全国では感染者が7,000人を超えるようになり、過去最多を更新する自治体がいくつも出ている状況。

しかしそのような中でも、特に若い世代を中心に昨年の緊急事態のようには人の流れが止まりません。

また、昨年のような緊張感も見られません。

酒を提供する店の休業要請が続けば、開いている店に集中するか、街ナカや友人宅に集まって飲酒をする人たちが大勢居ます。

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でもそんな方々の、特に若い人たちの気持ち、本当に良く分かります。

私だって、外に出て気の合う仲間たちとお酒を呑みたくて仕方ありませんし、時にはガス抜きもしたくなります。

でも、流石に今回の変異株の感染拡大には、仕事柄今までに無い危機感を感じざるを得ません。

そして例え感染自体は無症状や軽症だったとしても、その後の後遺症に苦しんでいる人たちが大勢いるという事実を知ると、やはり出来る限りのステイホームにならざるを得ません。

自分の行動には、自分で責任を持てばいいと思います。

だからこそ、特に若い皆さんには、がんよりもある意味恐ろしいという、コロナ後遺症についても知っておいてほしいと切に願います。

800人以上を診てきた医師が語るコロナ“後遺症”

東京・渋谷で「新型コロナウイルス後遺症外来」を掲げ、オンライン診察を含めて北海道から沖縄、米国に住む患者さんの治療にあたっている「ヒラハタクリニック」の平畑光一院長が“コロナ後遺症”の実情について語っています。

これまでに約800人のコロナ後遺症で苦しむ患者さんを診てきましたが、一番多いのは40代の方で、次が30代、そして20代です。

症状としては、約95%の方が「倦怠感」を訴えており、その次が「気持ちの落ち込み」、そして「思考力の低下」を挙げられます。

体の痛みがある方もいますし、髪の毛が抜けたり、味覚嗅覚障害がある方もいたりします。

ただ「倦怠感」とひと口に言っても、だるさが強い人は歯ブラシを持つのも辛いという方もいますし、髪の毛を乾かすことができない人、お風呂に入ったら1日中寝込んでしまうような方もいます。

要は、日常生活が成り立たない状態になってしまうんです。

寝たきりになっている割合を見ると、女性のほうが男性と比べてどの年代でも割合が高く、10代に限って言えば半数以上の女性が寝たきりか、寝たきりに近い状態。10代男性でさえも半数弱が寝たきりです。

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このような実態を、あなたはご存知でしたか?

感染した際の重症化の話題ばかりが前面に出ていますが、後遺症についてのここまでのリアルの話はあまり耳にしたことは無いのではないでしょうか?

10代で感染後に寝たきりになっている方が、そんなに大勢居るとは私も思いもしませんでした。

英国の論文によると、コロナに感染して退院後の140日間を追いかけたところ、12%以上が亡くなっていたという報告もあるようです。

コロナの怖さは、人生を破壊してしまうこと。

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コロナの怖さは、人生を破壊してしまうことです。

正直、当クリニックの後遺症外来を受診される患者さんのコロナ感染時の症状はそれほど重症ではありません。

例えば無症状だった人や、家族が感染したために自身もPCR検査を受けたら陽性でしたという方が殆どです。

ですが、その後のコロナ後遺症で働けなくなってしまった方もいますし、10代の寝たきりの患者さんがすごく多いのが実情です。

がんよりもある意味では恐ろしい部分もあると思います。 がんは早期発見で治療ができれば完治できますが、コロナの場合、重い後遺症にかかってしまったら一生続くこともありえます。

ですから、コロナに感染しないことにまずは集中してほしいです。

今のように感染拡大している時には、友達とは一緒に外食したり、お酒は飲まないようにしたほうがいいと思います。

都⽴・公社病院における「コロナ後遺症相談窓口」の 相談状況に関する報告から(令和3年4月23日時点)

東京都は、新型コロナウイルス感染症の治療や療養終了後も、呼吸の苦しさや味覚・嗅覚の異常などの症状がある⽅からの受診や 医療に関する相談に対応するため、「コロナ後遺症相談窓口」を設置しています。

そこに寄せられたデータが公開されていますので、見てみましょう。

相談者の年代については、50代までで83%となっています。

次に感染時の療養形態は、自宅・宿泊施設(いわゆる無症状・軽症)が62%です。

そしてコロナ陽性判明から相談日までの経過日数は、

  • 一ヶ月未満 26%
  • 一ヶ月以上三ヶ月未満 28%
  • 三ヶ月以上半年未満 28%
  • 半年以上1年未満 9%

このように、通常陽性が判明すると約2週間の隔離期間で修了となるはずのコロナ感染が、その後長期に渡って心とカラダを苦しめているという実態があるのです。

コロナ後遺症に対して、海外旅行保険のお役立ち度は?

前出のヒラハタクリニックでは、コロナ後遺症の治療に保険診療で漢方を処方しているそうです。

加えて、アミノ酸や亜鉛のサプリも摂ってもらっているとのこと。 あとは生活療法として、症状に合わせたアドバイスにより多くの方は改善をしているようですが、ただ、症状が消せるかというと難しいことが多いようです。

特に症状の重い方に関しては、今のところ症状が無くなっておらず(2021年2月時点)、もしかしたら、一生治らない可能性もあるかもしれませんが、現時点では分からないというのが正直なところだとコメントされています。

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コロナ後遺症の治療にかかる漢方の処方や生活療法アドバイスなど、通常の保険診療に該当する部分は海外旅行保険も 対象です。

アミノ酸や亜鉛のサプリは対象にはなりません。

その他、治療費用保険金は初診から最長で180日間にかかった費用までが対象となりますので、コロナ感染症自体の治療費は全く心配はありませんが、後遺症が長引いた場合にはその分の全額が対象にはならない点に注意が必要ですね。

ワクチンが普及しつつあるとは言え、やはり感染をしないよう努力を引き続き継続することが今は一番重要なようです。

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