国際線も一部運行が再開されてきましたが、入国の条件にはPCR検査による陰性証明を求められるケースが多いようです。
外務省のサイトによると、インドネシア、中国(一部の省)、韓国、マレーシア、ネパール、フランス、カンボジア、シンガポール、などPCR検査による陰性証明(英語)が必要、
サイトには記載されていませんが、タイも健康証明を求めると通知しています。
日本も入国制限を一部緩和しようとしていますが、その条件として出国する国で取得した陰性証明の提出が必須となる予定です。
でも自費診療なら、4〜5万円しますが今では簡単に受けられることご存知ですか?また自費診療であっても、海外旅行保険が適用となるケースもあるんですよ。
日本でのPCR検査受診について
日本では諸外国に比べて圧倒的にPCR検査の実績が少ない状況です。
でも最近では、保健所だけでは無くいろいろな病院・クリニックが保険適用・自費でのPCR検査を扱うようになってきました。
PCR検査が保険適用になる場合
厚生労働省が示す受診の目安に含まれるような新型コロナウイルス感染症を疑う症状がある、あるいは、医師がPCR検査を行う必要があると判断した際にPCR検査を行う場合は、保険適用となります。
その場合は、新型コロナウイルスPCR検査自体の費用は公費負担となるため、患者の自己負担はありません。
受診の際の診察料や、PCR検査以外の検査費用(血液検査や、胸部レントゲン検査、その他の感染症を調べる検体検査)、薬の費用などがかかりますので、これらの自己負担分で3割負担であれば5000-8000円程度となります。
PCR検査が自費となる場合
海外渡航する際の証明書としてPCR検査の判定が必要な場合、不安だから一度受けてみたい等、医師が治療の判断のために必要とは考えられない場合は、自費(保険適用外)で受診が可能です。
この場合の費用は、おおよそどのクリニックでも証明書代を含めると5万円ほどとなるようです。
海外旅行保険が適用となる場合
上記、保険適用が可能となるケースでは、自己負担された分は海外旅行保険も適用となりますので、一時帰国中などに行った場合は必ず保険申請をしてください。
もし既に健康保険は止めてしまっている場合、例え保険適用になるPCR検査でも全額負担となります。
しかしその場合でも、海外旅行保険は10割負担分全額が保険適用となります。
例え自費によるPCR検査であっても、医師が必要であると勧めて受けた検査であれば、海外旅行保険の対象となります(念の為保険会社と相談はしてください)。
各国が求めている書類について
タイの場合
入国する際には出発の72時間以内に発行された「英文の健康証明書」が必要とされています。
タイ政府の発表では、健康証明書に何の検査が必要か明記はされていません。
しかし、他国の例を参考にすると、原則新型コロナPCR検査結果陰性の記載が求められる可能性が高いと考えられます。
また、これと同時に、新型コロナウイルスに関連する症状が具体的に記載されており、その症状が医師の診察上、認められない旨の記載が必要になると考えられます。
インドネシアの場合
インドネシアは、2020年5月28日現在、原則観光や短期出張での入国は禁止しています。
例外として一時滞在許可や、定住許可をお持ちの方などは入国が可能となっています。
ですが、例外に該当する場合でも、「英文の健康証明書」、「インドネシア入国前に、日本のようにコロナ非流行地域に14日間以上滞在していること」、「インドネシア入国時にコロナ感染症の症状がある場合は、14日間隔離を受ける用意があること」が必要とされています。
健康証明書には原則新型コロナPCR検査結果陰性の記載が求められています。
PCR検査の記載がない場合は、入国は可能ですが、入国後に新型コロナ抗体検査や、PCR検査を受け、かつ隔離措置を受ける可能性があります。
このように、少なくともワクチンが出来るまでの海外への渡航については、健康(陰性)証明が必須となります。
そして健康で無ければ(病気が治らなければ)国外へ出れない時代となります。海外旅行保険も、益々必須のアイテムとなっていきそうです。
帰国出来ても、現地にいつ戻れるか分からないのではどうしようもありません、、、。