50代からの健康管理_常識ハズレが健康の秘訣とは?

海外ロングステイ、リタイアメント海外移住、何より大切なことはやっぱり健康で有り続けること。

せっかく海外に移り住んでも、いつも病気がちでは意味がありませんね。

“OJISAN”
定年も近く、そろそろ夢だった海外移住を考えたいんだけど、毎年の健康診断では必ず要再検査、血圧も高いし、どうしよう、、、
KOSAKAI
ちょっと待ってください!50歳からの健康管理は、そんな常識に囚われない方が実は健康で長生き出来るって話もあるんですよ!
それ、一体どういうことだと思いますか?

50歳までの第一の人生と、50歳以降の第二の人生は生き方が違う

KOSAKAI
私も50を過ぎてから、人生折返しを機に生き方や健康管理などの様々な本を読みました。その中で、とても納得させられた一冊の本と出会いました。
それが武田邦彦氏著・「科学者が解く老人のウソ」という本。

きっぱりと、「老化も寿命も定年も病も錯覚です。」と断言されています。

人生に定年などありません!

生まれてから学び、成人し、男性なら仕事をして稼ぎ、女性なら子供を産み育て、家族を養うために必死に生きるのが50歳までの「第一の人生」。

本来の動物として役割は、これで終わりなのだそうです。そして動物であれば、死を迎えるのです。

ところが人間には、50歳からの全く別な「第二の人生」が始まります。動物としての種の保存という役割から、人や社会に貢献し、自らの人生を楽しむという人生であり、この第二の人生を第一の人生の延長として考えるから、いろいろな間違った常識が生まれるのだと武田氏は言っています。

「健康管理」についても正に間違った常識だそうです。求める体の機能は変わるからです。第一の人生・第二の人生の詳細は割愛しますが、以下健康管理についてをピックアップしてみました。

血圧やコレステロールのこと

上が140以上で、下が90未満の場合は、収縮期高血圧と呼びます。また、家庭血圧の基準値はより低く、135/85以上であれば高血圧になります。

140/90未満は正常血圧ですが、120/80未満が循環器病のリスクが最も低い至適血圧です。130~139/85~89は正常高値血圧で、高血圧ではありませんが要注意の値です。  〜国立循環器病研究センターより〜

でも武田先生はこう言います。

Docter
・血圧は50歳以降は高くないと身体中に栄養素を運べません。指定された血圧の数字にコントロールすると、余計に体は悪くなるんです。私は年齢プラス90でいいと考えます。血管壁が固くなる分血圧を上げる必要があります。60歳以上は血圧が高い方が死亡リスクが下がるという結果もあります。硬化剤で下げていると、がんにもかかりやすくなることをご存知ですか。
異常に高い数値であれば血管壁が破れやすくなるリスクももちろんありますが、いわゆる世間一般で言われている数値に、50歳以上なら無理に合わせるのは良くないと、様々なデータを示して言っています。

必要以上に血圧を抑えていると、元気で活動的な生活も出来ないようです。年齢プラス90くらいでコントロールをすると、血の循環が良く若い頃と変わらず元気に過ごせるそうです。

KOSAKAI
私も長年血圧降下剤を服用していましたが、50を超えた今は少し考え直した方がいいと思っています。降下剤の副作用もずっと気になっていましたので。
血圧やコレステロールは、50歳以降は高いくらいがちょうどいい。

一方、世間では健康管理の敵の一つのように言われているコレステロールですが、これもマスコミによって間違った常識が浸透してしまっていると言います。

Docter
植物油でサラサラ血液は間違い。元来人間は植物油などは使っていなかったのです。動物油がいいでしょう。悪玉コレステロールというのはNHKが作り出した言葉。でも悪玉が無くなれば人は簡単に死ぬのです。コレステロール基準もおかしすぎます。男性ではコレステロール値が高くなるほどがんによる死亡リスクは低くなる傾向にあるという結果もあります。
日本のコレステロールの基準では、日本動脈硬化学会が総コレステロールは200以下としてきましたが、日本人間ドック学会は男性なら254以下、女性は年齢によって238から280としています。この基準の差は大きいと先生は言います。
KOSAKAI
私の今年の健康診断の結果では、総コレステロールが238で「要経過観察」となっていました。でも、別の基準なら全く問題無いことになります。

このように世間一般で言われている健康管理は、いわゆる必死に生きていく50歳までの第一の人生に必要なことであり、それをマスコミなどでは50歳以上の第二の人生にも勝手に当てはめて宣伝をしていると言っています。

がんも、血圧高めでコレステロール高めの方がなりづらいのであれば、これは決して無視出来ないことです。

50歳以降で必要な健康管理とは

Docter
第一の人生は、外部からの病気を恐れる必要があるが、第二の人生は骨や体の衰えという内部からを心配すべきでしょう。特に骨折などには要注意です。ですから、体に、まだまだ骨が必要だと分からせることが大切です。使わないとどんどん衰えていくのです。認知症も、学生時代と同じようにどんどん頭を使うことで防ぐことができるのです。
自分は若い!と常に思うことで老化を防ぎます。

そして何より武田先生は、「自分は老化などしていない。まだまだしっかりと生きていく。」と思うことが大切だと言っています。

KOSAKAI
最近体がしんどい、物忘れが激しい、などを年のせいだと思ってはいけないそうです。また、白髪が出たら染めるとか、いくつになってもファッションに気を使うことなども大切だと言っています。老化は、自分の思い込みからも始まるんですね。

50歳を過ぎたら健康診断も要らない?

医師をしている武田先生の義兄は、「50歳を過ぎたら健康診断は必要無い」と言っています。

実際1974年から15年かけて、フィンランドで1,200人の被験者を対象に健康追跡調査を行っています。40歳〜55歳の管理職の男性600人ずつを、一方には定期的に健康診断を5年間実施し結果を元に生活指導や投薬を実施。

もう一方には特に何もせずに自由に自分の考えで健康管理をする、というものでした。結果は、勝手気ままにしたグループが、かなりの差で健康で長生きをしたそうです。

人生楽しむことが一番の健康の秘訣。

がんについても、若い頃のがんは進行が早いので、1年に1回の健診で発見しても手遅れになります。

家族を養っていく世代にはやはり定期健診は有効なのです。でも年を取ってからは暇もあるし進行も遅くなります。治療をする必要がない場合も多いのだそうです。

それよりも死にたいという気持ちがなくなればがんも無くなるのだ、と先生は言います。「高齢になるとがんと共存して生きていくという気持ちが大切なんだ」と。

Docter
第二の人生は既に第一の人生を無事に終わった人なので、あまり「健康・血圧・コレステロール」などと気にしなくても、のんびりと余分な人生を楽しむという心境になれます。健康を気遣っておいしいものを控え、塩分も控えて味のないものを食べても結局年を取ると死ぬのですから、トータルの人生を考えれば「血圧など関係ない愉快な人生を送ろうではないか」ということになると思いませんか。

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