人生100年時代という言葉は、今や日本では至るところで聞かれるようになりました。
一方で平均寿命と健康寿命との差は、平均で約10年前後もあると言われています。
つまり、約10年近い年月を寝たきりや介護状態で過ごしているのも、多くの方々の現実であるということです。
そこで重要なことは、実年齢では無く「カラダ年齢」で自分の健康を維持していくことです。
特に海外で生活していらっしゃるあなたには、このカラダ年齢をしっかりと意識していただければと思います!(TBS・この差って何ですか?より)
「眼年齢」が老けているとは、「白内障」が進行している状態
「白内障」とは、眼のレンズの役割を果たす「水晶体」が加齢や紫外線の影響で白くにごってしまう症状で、初期ではこれといった症状はみられませんが、進行するにつれて、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、ものが二重三重にだぶって見える、光がまぶしく感じるなどの症状が現れます。
実は「白内障」は老眼と同じく、加齢とともに誰もが必ず発症する症状。
「白内障」になると、視界が白くくもって見えるため焦点が定まらないだけでなく、青と黒のように隣り合った色が区別しづらくなってしまうそうです。
例えば健康な目では見えるコンロの炎も、「白内障」の目だと見えなくなってしまうなど、日常生活でも危険が出てきます。
もちろん、白内障の手術は海外旅行保険の対象となるので費用の心配は要りませんが、自分の「眼年齢」を知って早めに予防することが大切です。
白内障の予防や対策

既に上記の症状を感じ始めていたら、早めに眼科を受診することです。
そうなる前に、白内障の原因の一つである「紫外線」対策としてサングラスをかけるようにしているといいようです。
また、ほうれん草は白内障の予防効果が期待できるようです。
ほうれん草に含まれる「ルティン」という成分が、サングラスのように紫外線の刺激を弱めて眼を守る役割をしてくれるからです。
その他ほうれん草には、風邪予防や肌荒れ防止効果もあり、食物繊維も豊富なことから白内障予防に限らず積極的に摂ることをお勧めします。
「脳年齢」が老けているとは、「記憶する力」が衰えている状態

立ち上がった瞬間に何をしようとしていたか忘れたり、何回も会っている人の名前が出てこない、という場合は「脳年齢」が老けている可能性があります。
脳が新しいことを経験しなくなると、脳の成長が止まって、「脳年齢」が老けてしまいます。
そしてそれを放置していると気付かないうちに「認知症」になることもあるそうです。
また、若い頃から記憶力が弱い人は脳の海馬が成長していないため「認知症」になりやすいとのこと。
しかし、記憶力は鍛えて成長させることができるようです。
脳年齢対策とは

旅行に出かけるなど、どんどん脳に刺激を与えることが大切。
あなたが海外で暮らしていることは、もちろん日本で生活をしていることよりも脳に刺激が行っていると思います。
他にも、いつもと違う道順でスーパーに行く、作ったことがない料理に新しくチャレンジする、なども脳に刺激を与えることができるようです。
あとは両手で別の動きをすると、右手は左脳を使い、左手は右脳を使うため、脳を若返らせることができるとも。
右手はグーにして上下に動かし、左手はパーにして前後に動かす。慣れてきたら、左右の手の動きを入れ替えて行う。
これ、かなり難しいです、、、。是非お試しを。
「肺年齢」が老けているとは、「息を吐く力」が弱まっている状態

実は呼吸は息を吸う力より息を吐く力が大事。
「肺年齢」が老けたままにすると、ひどい場合は普通に呼吸することも苦しくなり、最後には寝たきりになってしまうこともあるようです。
息を吐く力を調べるには病院で肺機能検査を受けるのがより正確に測れる本来の方法ですが、今回は家で簡単にチェックする方法を紹介。
それが「吹き矢チェック」。
ラップの芯(短いものではなく通常の30cmのもの)に20cmに切ったラップを丸めて、第1関節が入るくらいの所まで詰める。
これを吹いて、どこまでラップが飛んだか測定することで「肺年齢」が分かるそうです。
測定するのは、玉が転がった所までの距離ではなく、着地した場所までの飛距離となります。
飛距離の目安は、180cm未満で80代以上、180cmで70代、190cmで60代、200cmで50代、210cmで40代、225cmで30代、240cm以上で20代。
吹く時のポイントは、息が漏れないようにラップの芯をしっかり咥え込むことと、ラップの芯を地面と平行にすることです。
特にタバコをお吸いになる方は、やってみてはどうでしょう。
肺年齢が老けている人のリスクと、呼吸筋を鍛える方法
実年齢より10歳老けていると、咳が止まらなくなったり、ひどい場合ぜん息になってしまう可能性があります。
実年齢より20歳以上老けていた人は、肺や呼吸器以外にも病気を起こしている可能性があるので、呼吸器科や内科を受診した方が良いそうです。
海外旅行保険の出番ですね。
肺自体を鍛えることはできないそうですが、肺の周りにある「呼吸筋」の動きをよくして吐く力を鍛えることはできるようです。
さきほどチェックに使用したラップ芯を、竹刀に見立てた素振りがオススメと。
上半身を大きく動かすことで「呼吸筋」を鍛えるとができますが、ポイントは呼吸法。
ラップ芯を下げた状態で鼻から息を吸い込み、5秒かけて口から息を吐きながらゆっくり素振りをする。ゆっくり息を吐きながら腕を動かすことで、より「呼吸筋」に負担がかかるため、「肺年齢」を若返らせるのに効果的なんだそうです。
以上「眼」や「脳」、そして「肺」のカラダ年齢のお話でした。

でも一番大切なこと、それは「気持ち」では無いかと私は思います。
日本を離れ海外で日々暮らす中で、いつも充実した若々しい気持ちで運動を楽しんだり、多くの外国人の皆さんと接したりする。
そんなハツラツとした毎日が、カラダ年齢を常に若くしてくれるような気がします!
※参考記事
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 「眼年齢」が老けているとは、「白内障」が進行している状態。サングラスで紫外線の防止や、ほうれん草が予防にいいようです。
- 「脳年齢」が老けているとは、「記憶する力」が衰えている状態。旅行に行ったりいつもと違うことをやって、脳にどんどん刺激を与えることが大切です。
- 「肺年齢」が老けているとは、「息を吐く力」が弱まっている状態。吹き矢チェックで実年齢より20年以上老けていたら、すぐに呼吸器科や内科を受診することがお勧めです。
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