長期の海外旅行保険は、『格安』プランはありませんが『節約』は可能です。

ご相談をいただく中で良く聞かれるのが、治療費以外のあまり使わない特約を外して、少しでも保険料を安くしたいというもの。

短期の海外旅行と違って、何年も海外で過ごすのですから、ごもっともだと思います。

以前は、海外旅行保険は補償が決められたセットプランしか入れませんでした

でも朗報です。

治療費用などの大切な補償はそのままに、余計な特約を外して少しでも節約できるようになりました!

格安!というサイトで検索しても、長期プランは結局割高なプランになるのが大半

格安と言ってるサイトでも、結局長期滞在者には高額になってしまうケースが大半。

私も「格安!」と謳う、たくさんの海外旅行保険のサイトを見てきましたが、滞在期間や国、目的などを入れると当初の保険料より大幅にアップしたり、加入不可となってしまうケースが大半でした。

格安なのは31日以内の短期海外旅行保険のみです。

長期間海外に滞在する日本人向けのプランの場合は、「格安!」の商品はありません。

一部のサイトで、韓国のみ限定、かつ年齢が10歳〜59歳の場合のみ、通常で年間20万円ほどのプランが、12万円台のお得なプランを見つけました。

韓国は、日本と医療費水準があまり変わらないためです。そのような国であれば日本の「海外療養費還付制度」を利用することで、あまり海外旅行保険の必要性は無いかもしれません。

安いには安いなりの理由があるのです。

以前は補償額の大小でしか、保険料の選択余地はありませんでした

保険料を抑えるには、補償額の小さいプランに入るしかなかった。

先程お伝えしたように、以前は海外旅行保険は決まった補償パターンでの加入しか出来ませんでした。

・傷害死亡
・傷害後遺傷害
・治療救援費用
・疾病死亡
・個人賠償
・携行品
・航空機遅延
・航空機手荷物遅延

以上がお決まりのパターン。

その理由は、一番利用頻度の高い治療救援費用の保険金を、他の利用頻度の低い補償の保険料で、少しでも保険会社の損害率を下げるためです。

ですから、保険料を節約するためには、補償額を下げたプランを選ぶしか選択の余地が無かったのです。
※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/secret_of_insurance_fee/” title=”気になる保険料の秘密、どんな補償で一体いくら?” content=”海外保険料の内訳を徹底解剖!一般の方には分からない、どんな補償がいくらの保険料をご説明します。”]

携行品・航空機遅延・航空機手荷物遅延を外せる会社を探すのが、賢い節約術

長期滞在者にはあまり影響の無い特約を外して、少しでも保険料を節約しましょう。

韓国のような医療費水準の低い国であれば、補償を出来るだけ小さくして保険料を抑えることも出来ますが(それでもかなり高額な会社が大半です)、アメリカのような異常な医療費水準の国では、それでは「安心」を手に入れることは出来ません。

私は海外旅行保険の治療救援費用は、3,000万円は必要だと思っています。

そうなると、どんなに安い保険料でも20万円前後になるでしょう。40万円を超える会社も多々あります。

そのような中、一部の海外旅行保険を専門に扱う業者には、携行品・航空機遅延・航空機手荷物遅延の3つを外せるところも出てきました。

個人賠償も外すことが出来ますが、海外では治療費だけで無く損害賠償額も高額になるケースが散見されるため、これは付けておくことお勧めします。

でも、携行品・航空機遅延・航空機手荷物遅延の3つは命に関わることもありませんし、補償される額も微々たるもの。

この3つを外すことで、約1万円程度が節約出来ます。

あまり大きな節約にはならないかも知れませんが、大切な補償はしっかり確保したいが、保険料は少しでも節約したいあなたなら、是非専門業者にご相談をされてみてはいかがでしょうか。
※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/insurance-fee/” title=”海外旅行保険は値上の一途で年間20万円以上です。” content=”海外旅行保険は年々値上がりの一途。それでも年間20万円程度であれば、決して高すぎるとは言えません。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/foreign-ministry/” title=”外務省が日本の海外旅行保険加入を特に推奨する、14の国。” content=”海外旅行保険は、医療費水準の特に高い国ほど必要となります。外務省も海外旅行保険の加入を推奨する、世界の14の国をご紹介します。”]

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ

  • 格安を謳う多くのサイトでも、3ヶ月を超えるプランとなると結局は高額になったり加入が不可となることが大半。
  • 以前は、保険料を抑えるためには、補償額を下げるしか選択の余地がありませんでした。
  • 最近は、長期滞在者にはあまり使うことの無い「携行品」・「航空機遅延」・「航空機手荷物遅延」を外せるプランを扱う専門業者も出ています。わずか1万円程度ではありますが、是非ご相談をお勧めします。
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3件のコメント

いつも貴重な情報をありがとうございます。m(__)m

60歳からの海外生活で色々日本とは違いを改めて感じわからないことだらけで不安がつのりますが……
小堺さんがいらっしゃると安心です。
これからもよろしくお願いいたします。m(__)m

いつもご相談をお寄せいただき、こちらこそ嬉しく思います。

何かあれば、私の分かる限り回答させていただきます。

どうぞコロナ感染には十分お気を付けて、これからも素晴らしい海外生活をお楽しみください。

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