コロナも憎いが、がん(癌)も憎い。海外旅行保険でどこまで備えられるのか?再発・転移は?

2020年1月以降、健康・病気についての関心は世界中コロナ一色となっています。

なっていますが、健康リスクとしていまだ一番の問題はやはり「がん(癌)」のようです。

日本では現在、生涯で2人に1人はがんにかかると言われており、昨年2020年でも4人に1人の死因はがんでした。

日本のコロナの累計死亡者数は約1万7,000人ほどになっていますが、がんは毎年約38万人もの人が亡くなっているのです。

昨年の世界の新規がん症例は1,930万人、死亡は1,000万例を突破しています。

Adviser

コロナの感染者数も死亡者数も、たしかに無視は出来ない数字です。今は先が見えないという不安もありますが、しかし例えかかったとしても、命にかかわるケースは稀であることも確かです。

一方、がんはその危険性も治療法も既に分かっている国民的な病気。

予防、早期発見、そして最適な治療を行えば、かなりの確率で治すことが出来ますが、発見が遅れれば高い死亡率となる恐ろしい病気です。

日本だけでも、2020年はコロナによる受診控えやがん検診中止が影響して、約8,600人が治療機会を逸した恐れがあると言われています。

私どもセーブユーグループでは、がんに対する啓蒙・予防そして保険による準備に力を入れています。

がん予防メディカルクラブ「まも〜る」について

今回は、海外旅行保険ではどれだけがん(癌)への備えが出来るのか、また過去がんになられた方は、再発・転移でも補償されるのか、などを解説いたします。

海外旅行保険ならではのメリットとは?

これは何と言っても、補償額が大きいこと、そしてかかった費用の全額が補償されることです。

医療費が異常なほど高額なアメリカであっても、海外旅行保険の治療費用を無制限で掛けていれば、例えがんであっても全くお金の心配をする必要はありません。

また、ヨーロッパでは医療費は安いと思っている方も多いようですが、それはその国の医療制度に入っている方だけで、先日ある駐在員の方がフランスでがんの治療をされた際には、その費用は2,000万円を越えました。

もちろん海外旅行保険に入っていたので、全額保険適用で全く問題はありませんでした。

海外でがんが発見されても、日本で治療を受けることが可能

例えば中国などは、がんなどの重度の病気治療に対する信頼度はあまり高くありません。

ですから中国人でもある程度の富裕層は、がんになると皆さん日本での治療を希望されるようです。

ましてや日本人の方であれば、言葉の不安などもありますので、やはり日本での治療が大きな安心となります。

中国以外でも、医療技術があまり進んでいない国に滞在されている場合には、是非日本で治療を受けられることをお勧めします。

逆に海外旅行保険のデメリットとは?

一番のデメリットは、やはり保険適用となる期間が初診から最長180日間までという点でしょう。

発見された時のステージが進行している場合は、がんの治療も長引きます。

しかし、海外旅行保険は180日間で補償が打ち切りとなってしまいますので、もし備えが海外旅行保険のみという場合には、その点が心配でしょう。

また、保険が適用になる治療は、一般的な外科・放射線・抗がん剤治療となります。高度な最先端医療、いわゆる高度先進医療を希望しても、それは海外旅行保険の治療費用では認められないのが一般的です。

再発・転移について

海外旅行保険のもう一つ特徴的なデメリットとして、いわゆる既往症は補償されないという点です。

加入後に初めてがんにかかった場合はもちろん全額対象ですが、その後の転移や再発は対象にならない可能性が高くなります。

また、以前がんになったことのある方は、海外旅行保険加入後に同じ部位で再発した場合も、やはり補償されない可能性が高くなります(前回とは全く関連の無いがんは補償されます)。

医療保険であれば、最近では何度がんと診断されても、また再発・転移であっても保険金を受取れる商品が主流ですが、それと比較すると繰り返すがんやがん経験者には万全な備えにはなりません。

Adviser

海外旅行保険の保険金支払部署に、再発・転移についての見解を確認したところ、以下のような回答が来ました。

「以前の癌が一旦治癒・寛解したのちに再発した場合は新規の疾病として対象となる場合がございます。

治癒・寛解後の再発かどうかは前回の発症からの期間、継続的な治療・服薬の有無、主治医の判断によります。

治療中の癌が転移した場合や、継続的な治療・服薬をしている場合は対象外となります。

年数などの明確な基準はないため、診断書や医療確認を通して前回の癌との関連性を確認し判断いたします。」

このように、海外旅行保険の場合は最終判断は主治医の判断に委ねる部分が大きいのです。

海外旅行保険+がん保険が最強の備え

今までお伝えしたように、がんの備えとしての海外旅行保険にはメリット・デメリットがありますので、

これをより大きな安心の備えとするには、海外旅行保険にがん保険を合わせて準備しておくのが最強でしょう。

がん保険は、使いみちが自由の一時金タイプにして、高度先進医療特約を忘れずにセットしてください。

Adviser

海外旅行保険は、以前がんにかかったことがあっても、殆どの保険会社で加入可能です。

一方がん保険は、一度でもがんにかかったことがあると、どの保険会社でも加入することが出来ませんでした。

ところが最近の告知緩和型タイプのがん保険では、最後の治療や診察・検査から5年以上経過していれば、加入できるものが出てきています。

また新たに設立された少額短期保険会社から、がんの手術をして6ヶ月以上経過すれば加入出来る、女性専用のがん保険が発売されました。

これは物凄い画期的な商品なので、弊社で取り扱いを始めることにしました。詳細はまた追ってお伝えします。

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