海外でも、今やスマホ一台あれば行きたいところに行けますし、通訳にも困らない時代。
日本以上にスマホは大活躍ですね!
それだけに、頻繁に使うことで落としたりぶつけて壊してしまったり、水の中に落として使用不能!なんてケースも増えてきます。
また、凶悪犯罪が少ない国でも、やはりスリなどの軽犯罪はどこも多いもの。
観光客など絶好のカモとされているようです、
(最近では日本に出稼ぎに行く、海外のスリ集団も増えているとのこと)
ましてや高額なスマホは特に狙われがちです。
海外でビジネスをされている方なら、ノートパソコンを持ち歩いている際にぶつけたり、落として破損をすることも。
そんな時に威力を発揮するのが、
海外旅行保険で特約付帯できる「携行品損害特約」です!
携行品損害特約は、海外で携行品が盗難・破損・火災等の偶然な事故で受けた損害を補償します
携行品とは、ご自身で持っている、もしくは日本出発前に他人から無償で借り、かつ携行するカメラやカバン、衣類などの身の回り品を言います。
借りたものは「無償」が条件のため、レンタル業者から借りたカメラやポケットWi-Fiを盗まれたり壊した場合は、「個人賠償特約」の対象となります。
保険金は、修理代もしくは全損(修理不能)や盗難なら時価額となります。特に多いiPhoneの場合は、保険会社によって購入後何年でいくら、と決まっています。
ちなみにある保険会社では、購入後2年経ったiPhone5を破損(全損)してしまった際に受け取った保険金は、25,000円でした。
どんなに高額なものでも、一点につき最高10万円までの補償
この携行品損害特約、非常に使われる頻度が高く、またモラルリスク(悪意の使用)も高いため、補償額は一点につき最高でも10万円までの補償で、トータル限度額も20〜50万円以内となっています。
保険会社によっては、過去に5回以上携行品損害保険金を受け取った方は、以後一切契約の引受をしない、というところもあります。
ちなみにクレジットカード付帯の海外旅行保険の場合は、安易に何度も利用されないように、自己負担額を設定するケースが多いようです(1万円程度)。
実際に事故にあったらどうするか
例えばスリや盗難に遭った場合は、現地で必ず被害届けを出してください。
現地語も分からず届けを出す時間も無い、という場合でも、
一緒に旅行をしている家族や友人の証言で認めてもらえるケースも多いので必ず請求をしましょう。
破損であれば、修理見積りや修理代の領収書を。
破損している状態がわかる写真を撮っておくことも忘れずに。
ちなみに、単なる外観の損傷で機能に影響が無いケース(スマホの画面に少しひびが入った程度)では対象外です。
あとは、購入時の領収書などを求められるケースも多いですが、これは保管していない方も多いでしょう。その場合は、いつ頃いくらで買ったと申告すればOKです。
ちなみに、盗難は対象でも置き忘れや紛失は対象外ですが、紛失したのか盗まれたのか分からなければ、念のため盗難届けは出しておいた方がいいでしょう。
今回の記事は、2017年12月14日配信の記事をリニューアルしたものです。
付いていれば便利な携行品損害補償ですが、長期で海外に滞在される方はあまり頻繁に使いすぎると、
海外旅行保険自体の延長・更新にも影響しますのでご注意くださいね。
また、ホテルなどの宿泊施設内の場合は補償対象ですが、
ご自身が借りている(住んでいる)居住施設内での事故は対象にはならないのも、注意が必要な点です。