長く伸びた爪を切る時くらいしか、あまり意識をしない爪。
でもご存知でしたか?爪は体の窓とも言われる重要な部分だそうです。
指先を守る、掴んだり歩く際に力が入りやすいようにする、バランスを取るなどの役割以外に、健康状態を表すサインが出やすい場所なのだとか。
最近では、爪外来や爪専門クリニックも出来ているくらい診察に訪れる方も多いようです。
今回は、そんな爪に現れる健康状態のサイン、そして急増している若者の「腱鞘炎」の理由についてお伝えします!(TBS・この差って何ですか?から)
爪外来に診察に来られる方の相談は主にこの6つ

- 爪に縦線が出ている
- 爪に横線が出ている
- 二枚爪になっている
- 爪が上向きに反っている
- 爪の下に白い三日月のような部分が無い
- 爪に黒い点が出来ている
あなたはこれら6つの中で、健康状態のサインが出ているのはどれだと思いますか?
正解は、2,3,4,でした。
5,の爪の下に白い三日月のような部分が無いというのは、小さい頃は栄養不足だとか体調に異常がある、なんて言われましたが、全く健康とは関係無いそうです。
それぞれの状態の詳細解説

まず、1,の爪に縦線が出ているという状態は、加齢からくるもの。
爪が伸びる際に誰でも縦線が出来ますが、加齢によりそれが深くなるのだそうです。
2,の横線は、過度なストレスが掛かった時に横線が現れるとのことで、それは精神的なストレスや肉体的なストレスが掛かった際に爪の周りの血流が悪化することで出来るようです。
一度のストレスで一気に爪にたくさんの横線が出来るのでは無く、ストレスが掛かった時都度出来ます。
爪は一日に約0.1mm伸びるので、その横線が出ている状態を見ると、いつ頃ストレスが掛かっていたかも分かるようですよ。正に体の窓ですね。
その他3,二枚爪になるのはたんばく質不足、4,の爪が反るのは鉄分が不足しているからだそうです。
5,の爪に黒い点は、爪ガンを疑って受診をされるケースが多いようですが、爪のガンは本当に稀で、殆どのケースが単なる内出血なので気にされなくても大丈夫だとのこと。
ここ数年で腱鞘炎が2倍以上に急増中の理由(ワケ)

さて爪から話は変わって今度は腱鞘炎の話題。
以前はピアニストや美容師などに多いと言われていた腱鞘炎ですが、ここ数年、特に若者に腱鞘炎が急増しているようです。
なんでだと思いますか?
あなたなら分かりますね。そう、片手スマホのやりすぎが原因なのです!
激しい動きになれていない親指が、スマホ操作時の激しい不慣れな動きで腱鞘炎になってしまうそうです。
簡単なチェック法として、両腕を親指を上にしてまっすぐ前に伸ばし、まず親指を握りその後指全部を握ります。そしてその後、握りこぶしを横にしたまま先方を下に向けてみてください。
その時、親指の下の方にある腱鞘という部分が痛むようでしたら、スマホ腱鞘炎だと思って間違いないようです。
初期であれば、温めたり湿布などで治るようですが、もしそうであれば少しスマホをいじる時間を減らした方がいいかもしれません。
もしくは、片手で親指操作では無く、別の手でスマホを持ってもう一方の手の人差し指で操作をすると、腱鞘炎にはならないのは言うまでもありません。
お互い気をつけましょう!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ
- 爪は体の窓と言われていて、健康状態が現れやすい場所。最近では、爪外来や爪専門クリニックが出来るほど、受診者は増えているようです。
- 爪の下に三日月のような白い部分が無くても、健康とは無関係。爪に横線や反り、二枚爪状態だったら健康状態に異常が起きているサインです。
- 以前は職業病だった腱鞘炎ですが、最近は片手スマホによるスマホ腱鞘炎が若者を中心に急増中だそうです。スマホのヤリ過ぎにはご注意を!
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