海外旅行保険は、日本のご自宅(拠点)を出発してから日本のご自宅(拠点)に到着するまでを補償する、という設計になっています。
ですから、例えば2週間ハワイに海外旅行に行く場合に2週間分で保険に加入をされても、途中何らかの事情で日本に一時的に帰国をされた場合、入国した時点で保険は自動的に終了となってしまうのです。
そのことに気付いていない場合、一時的に帰国をして再度ハワイに出発しても、残り期間中は無保険状態となっている上に、当初の2週間分の保険料はそのままとなっているのです。
3ヶ月以内で加入の場合は、途中日本入国で保険は自動終了
短期で海外に渡航される方の殆どが、出国も帰国も決まった日程で渡航されると思いますので、保険についても途中帰国して切れてしまうリスクはあまり無いとは思います。
でも2〜3ヶ月くらいの渡航の場合、突然日本の家族やご自宅に問題が起きたから、急遽一時的に帰国しなければならない、ということもあるでしょう。
もしくは、頻繁に海外を飛び回っているビジネスマンの方などであれば、突然の予定変更で日本に呼び戻されてから再度海外へ、などもあるでしょう。
そのような時、3ヶ月以内で海外旅行保険に加入している場合は、日本に入国した時点で保険が自動終了していることを忘れないでください。
ですから少し面倒でも、帰国した(すると決まった)時点で保険会社に連絡を入れ、未経過分の返金があればその手続きと、再度加入の手続きを忘れないようにしてください。
なお、クレジットカード付帯の海外旅行保険で、海外に出国したら自動的に補償されるタイプの場合は、このような心配は要りません。
期間3ヶ月超なら、一時帰国中補償が自動付帯で問題なし
弊社では以前より、期間3ヶ月を越えて加入される方については『日本一時帰国中でも保険が適用になる』件をアピールしています。
これは、『海外だけで無く、日本滞在中でも保険が適用になる』というメリットだけで無く、『保険期間中に日本入国をしても、保険が自動終了はしない』という意味もあるのです。
あなたが保険期間3ヶ月を越えて保険に加入しているのであれば、証券を一度ご覧ください。
『一時帰国中担保』という記載があれば、日本も保険が使えますし、帰国しても自動終了はしない契約となっているのです。
『一時帰国担保特約』は、保険期間が3ヶ月を超える契約の場合に、自動的に無料で付帯されます。
この特約について、保険会社の一部や大手代理店のサイトなどで、「3ヶ月以上」と記載されています。
また、弊社も従来は同様に「3ヶ月以上」と記載していましたが、正確には3ヶ月を1日でも超えた契約の場合に『自動付帯』となります。
3ヶ月ちょうどの期間でも付けることが出来ますので、「途中帰国も予定されている」、「日本一時帰国中の補償」も付けたい場合は、必ずその旨をお伝えください。
弊社でご加入されるお客様の大半が1年以上の長期のため、私もあまり気にしてはいなかったのですが、
実はこれ、きちんとお伝えすべき非常に重要なことだとあらためて思い、ブログ記事として残そうと思います。